2024年3月3日に開催された第44回丹波篠山ABCマラソンに出走してきました。
個人的な結果からコースレビュー、大会の運営などを振り返ります。次回以降、参加を検討される際の参考になれば幸いです。
2024年1月にプーマが発売した「SOFTRIDE EASE IN(ソフトライド イーズイン)」。マラソン後のリカバリーシューズに良さそうだったので、ランナーのみなさんに共有します^^
PB更新&サブ3達成
2014年に走り始めた当初から目標にしていたサブ3、10年かけてようやく達成できました。
ただ、正直なところ、サブ3の達成よりも昨年のびわ湖マラソンで出したPBを8分も縮められたことの方が、うれしかったです。
丹波篠山2024 (2024/03/03) | 水戸黄門2023 (2023年10月29日) | びわ湖2023 (2023年3月12日) | |
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0km | 0:03 | 0:19 | 0:30 |
5km | 20:20(20:23) | 20:50(21:09) | 21:58(22:28) |
10km | 20:19(40:42) | 20:19(41:28) | 21:20(43:48) |
15km | 20:36(1:014) | 20:42(1:02:10) | 21:49(1:05:37) |
20km | 20:40(1:21:54) | 20:48(1:22:58) | 20:58(1:26:35) |
25km | 20:37(1:42:31) | 20:50(1:43:48) | 21:31(1:48:06) |
30km | 20:48(2:03:19) | 21:22(2:05:10) | 21:42(2:09:48) |
35km | 20:56(2:24:16) | 23:11(2:28:21) | 21:41(2:31:29) |
40km | 22:21(2:46:37) | 27:13(2:55:34) | 22:31(2:54:00) |
Finish | 9:37(2:56:14) | 13:45(3:09:19) | 10:16(3:04:16) |
昨年10月に走って撃沈した水戸黄門漫遊マラソン。今回はそれを上回るハイペースで突っ込んでしまい、後に引けない状況になりました。
「また、20kmくらいで足を使い果たしちゃうのか……。自分って、本当に成長しないな」、そんなことを考えながら距離を積み重ねていくと、20、25、30kmと、意外と身体は動き続けました。
30km過ぎを折り返すと、覚悟していた南南東からの向かい風が吹き荒れましたが、この日のコンディションは、それをも上回りました。35km以降は4:30/kmくらいまで落ちるも、前半の貯金は十分。
40km地点の計測表示でサブ3を確信し、実感もないままゴールラインを切りました(2:56:14)。
走行距離は正義
10年追いかけた目標を達成し2日経ちましたが、まだその実感はありません。
今回の勝因を一言で表すなら「練習量は嘘をつかない」です。面白くないですが、それが真理。
10月の水戸以降は、1回の走行距離をベースアップしました。
- 平日2回程度の25kmジョグ
- 12月361km、1月319km、2月345km
日常的にハーフ以上の距離を走ることで、距離に対する不安を打ち消せたのは大きかったです。
逆に言えば、これだけ走れば(時間を投資すれば)、誰でも、ある程度は能力を向上させられることを体現できたと思います。
また、10年走ってきて感じているのが、人間の身体の極限に挑むマラソンは「その日の体調次第」という、運ゲー要素が大きいこと。
「運も実力のうち」とは、本当に実力があるランナーの言葉だと思っていて、僕のような弱小ランナーは、転がり込んで来たチャンスは逃さないガッツが大事なのかな、と思います。
コース所感・難易度・攻略法
一部では難コースという声もあるようですが、個人的には走りやすかったです。
特に30km過ぎの折り返し以降は下り基調というコース設定が、メンタルにも良い影響を及ぼしてくれると感じます(当日風があるかは運です)。
前半の上りもそこまで急勾配ではないため、ある程度、練習を積んでいるなら、体力が残っているうちに登りきれるはず。逆に良いスパイスになります。
コースは会場周辺の賑やかな市街地(スタート、18km前後、ゴールと3度通過)と、人里離れた静かな山里と、1回のレースで二度楽しめます。
【個人的攻略法】
- 前半は「後半はゆるやかな下り坂だからなんとかなる」と脳に刷り込んで、距離を積み重ねる
- 開けた農道では強い向かい風が吹くことも。遠慮せずランナーの後ろに付いて、風をよける
大会・運営所感
今大会は定員の半数の5,000人程度しか申し込みがなかったそうです。その前提での感想です。
- 当日朝の気温は零下になることも。3月とはいえ、寒さ対策は万全に
- スタート時間が10時40分で、関西圏からなら、当日始発でも余裕で現地入りできる
- トイレの数がだいぶ絞られていた(参加人数に合わせて調整された?)
→青山歴史村のトイレが空いていたので狙い目かも! - お掘り沿いのスタート地点は道幅が狭く、混雑必至
- A〜Cの3ブロックにしか分かれていないため、Aブロックでも、並ぶ時間によっては後方からのスタートになってしまう
→スタートブロックの開場時間(今回の場合は10時)には、入口付近に集まっておくこと - フィニッシャーズタオル、地元のお菓子などのお土産はなし。8,700円のエントリー料に見合っており、十分なおもてなし
→コース途中2か所、ゴール後にしし汁のふるまいあり! - 20km付近でお菓子の配布があったが、分散して配置した方がランナーは楽しめそう
個人的には気持ちよく走れたので、あまりネガティブな印象はありませんでした。
今回のランニングアイテム
- シューズ:リベレイト ニトロ(PUMA)
- ポーチ:CUBATTY
- サングラス:DODコラボ(Zoff)
- ウォッチ:Garmin Forerunner 255S
- 心拍センサー:CooSpo H6
- カメラ:DJI Osmo Action 3
- 補給食:
– ガッツギア(21km)
– Mag-on(青ミカン)(31km)
当日の流れ
- 京都府内から始発で会場へ向かう
- 7:50頃、篠山口駅に到着
- 西口発の臨時バス(300円)で会場へ
※交通系マネー利用可能 - 8:20頃、歴史美術館前に到着
- 着替え、アップ
- 10:00整列
- 10:40号砲
- 13:40フィニッシュ
- 14:15、歴史美術館前から臨時バス(300円)で篠山口駅へ
※交通系マネー利用可能 - 15:12 篠山口駅発、京都府方面へ帰宅
市民マラソンの草分け「西の丹波篠山」復活を期待
今回で44回の歴史を重ねた丹波篠山ABCマラソン。かつては「東の青梅、西の丹波篠山」と言われたほどに、市民マラソンの草分け的大会です。
近年は2020年からコロナで3年連続で中止(実は僕は2020年にエントリーしていました)。
昨年は定員を4,000人(参加費1.2万円)に絞り、今大会から1万人に戻した(参加費8,700円)ものの、二次エントリーまで行って集まったのは、半数程度だったと聞きます(そのため、市から1,600万円の追加の歳出が行われたとのこと)。
今年は東京マラソンの同日に開催されたことに加え、2週前に京都、1週前に大阪、1週間後にはびわ湖と、関西圏で大型大会が集中したことも、ランナーが集まらなかった要因だと考えられます。
また、5時間20分という比較的厳しめな制限時間が、ファンラン層を遠ざけてしまっているのでは、という声もあるようです。
ただ今回は市民のみなさんには税金という直接的な「負担」になってしまったにもかかわらず、本当に温かいサポートをしていただきました。
今大会を支えてくださったすべてのみなさまに感謝するとともに、来年以降、この素晴らしい大会の価値が見直され、盛大に開催されることを願っています。
合わせて参考にして欲しい記事
それぞれの目標に向けて、一緒にがんばりましょう!
僕はラン歴10年、PBは2時間56分16秒の市民ランナーです。
コロナ禍を乗り越え、遂にレースが帰ってきました!それぞれの目標を達成できるように、いっしょにがんばりましょう^^
\VO2 Maxが測れるランナー向けGarmin/
出典:https://www.garmin.co.jp/- Forerunner 965(2023年4月発売)
有機ELに対応した最上位モデル - Forerunner 955(2022年6月発売)
Forerunner 965の前モデル - ForeAthlete 745
決済・音楽保存機能があるランナー最上位モデル - Forerunner 265(2023年3月発売)
上級者まで対応できるスタンダードモデル。有機EL対応! - Forerunner 255(2022年6月発売)
Forerunner 265の前モデル - Forerunner 165
有機EL・タッチスクリーンに対応したエントリーモデル - ForeAthlete 55
Forerunner 165の前モデル
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