2年遅れの初代リベレイトニトロ(2021)レビュー。求めていた練習シューズ

リベレイトニトロ running
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2022-23ランニングシーズンが終わり、シューズの入れ替えを行う中で、個人的に初のPUMAシューズとなる「LIBERATE NITRO(リベレイトニトロ)」の初代モデルを購入しました。

実際に履いて感じたことをシェアします。

LIBERATE NITRO(リベレイトニトロ)のスペック

2023年3月現在、国内公式サイトでは後継モデルの「リベレイトニトロ2」が購入できます。

ランニングシューズって、海外で先行販売され、日本国内ではひっそりと発売されることが多いですよね。

正直に話すと、購入した後に後継モデルが発売されていることを知りました()。

LIBERATE NITRO LIBERATE NITRO2
国内発売 2021年2月 2023年2月
メーカー価格 13,200円 14,300円
重量(27.0cm) 184g 200g
Width E 記載なし
ドロップ 8mm 6mm
アッパー 超軽量モノメッシュ 軽量モノメッシュアッパー
ミッドソール NITRO FOAM NITRO FOAM
アウトソール PUMAGRIPラバー PUMAGRIPラバー

新作は重量が200gに増えています。これはアウトソールの変更などによるものだと推測されます。

ちなみに、リベレイトニトロには派生モデルがありますが、基本性能に差はないようです。

LIBERATE NITRO(リベレイトニトロ)の特徴

  • めちゃくちゃ軽い
  • 軽量な「モノメッシュアッパー」
  • ミッドソールに「NITRO FOAM」
  • ヒールにはTPUのサポートパーツ
  • アウトソールには高耐久合成ゴム素材「PUMAGRIP」

めちゃくちゃ軽い

「すべてはその軽さのために」というようなシューズで、軽量化しつつも、昨今のランナーに求められているクッション性・安定感・反発性を実現しています。

LIBERATE NITRO

重量は184g(27cm、公称値)。トップランナーのレースシューズに引けを取らない軽さです。

軽量なモノメッシュアッパー

「モノメッシュアッパー」は想像以上にメッシュで、完全に向こう側が透けて見えます。

LIBERATE NITRO

真冬はめちゃくちゃ寒そうですね……。

このメッシュ、一見、硬そうですが、実際に履いてみると、アッパーに包み込まれるようなホールド感を得られます。

また親指側が補強されており、アッパーの耐久性も期待できそうです。

LIBERATE NITRO

ミッドソールにNITRO FOAMを採用

LIBERATE NITRO

ミッドソールにはPUMAのテクノロジーを注ぎ込んだ「NITRO FOAM」が採用されています。

NITRO FOAMは「厚底シューズを万人に」というコンセプトで開発されたミッドソール素材です。

▼NITRO FOAMの特徴

  • 窒素ガス(ニトロ)を噴射して細かな気泡を密につくることで、従来のEVA素材より46%軽量でヘタリにくい
  • 原則、フルレングスで搭載することで、ヒール、ミッド、フォアフット、どこで着地しても反発とクッショニングを得られる

厚底シューズは興味はあるけど高価だし、自分のようなレベルのランナーが使いこなせるか不安……というランナーには、今回のLIBERATE NITROなんかは、めっちゃ刺さるんじゃないかと。

ヒールにはTPUのサポートパーツ

また、かかと部分にはTPU(プラスティック)のサポートパーツが搭載されています(写真のシルバーの部品です)。

NITRO FOAM

NITRO FOAMは安定感を求めて開発されていますが、特にかかと着地をすると、どうしても左右のブレが生まれてしまいます。

そこでTPUのパーツを差し込むことで、そのブレを低減するはたらきがあるとのことです。

アウトソールには高耐久合成ゴム素材「PUMAGRIP」

PUMAGRIP

PUMAはスポーツブランドの中でも珍しく、モータースポーツをやっていた実績があります。

その知見を活かし、F1のタイヤのような粘り強さを追求した「PUMAGRIP」は、高い耐久性を実現しているとのこと。

先のNITRO FOAMとも相まって、耐久性は期待できそうです。

LIBERATE NITRO(リベレイトニトロ)で走ってみた

履く前に不安だったのが、かかとのサポート。

これまで履いてきたシューズの中では軍を抜いて「ペラペラ」です。

NITRO FOAM

これ、ほんまに大丈夫なのかよ……と、恐る恐る履いてみましたが、杞憂でした。

よく見てみると、内部にクッションがついており、かかとがブレてしまうようなことはありませんでした(だからといって、めちゃくちゃフィットする感じでもありませんが)。

NITRO FOAM

事前情報では少しWidthが狭いとのことだったので、いつも(ニューバランス)よりも+0.5cmを購入しました。

つま先には少し遊びがありますが、アッパーのホールド力にサポートされ、問題なし。もしかしたらジャストサイズでも良かったかもしれません。

LIBERATE NITRO

以下、走った感想です。

  • 見た目以上にヒール部のクッション性を感じる
  • そこまで厚底ではないので「安定感」がある
  • 軽いのは間違いないが、これを履けばさらに速く走れる、という感じではない
  • ペースを上げやすい
  • そこまで強い反発性は感じられない
  • 自分の足で走っている感が半端ない

これは僕の走り方の問題なのかもしれませんが、トレーニング後にシューズの外側が極端に汚れていました。

これはNITRO FOAMがしっかりと沈み込んで衝撃を吸収してくれている結果なのかもしれません。

まとめ:個人的に求めていたトレーニングシューズ

LIBERATE NITRO

僕は練習ではできるだけ薄底を履くことで接地感を大事にしたい系のランナーです。

しかし推しのニューバランスはHANZOシリーズの販売が終了してしまい、薄底難民になっていたところで、たまたまLIBERATE NITROと出会うことができました。

厳密には薄底ではありませんが、自分の足を使って走っている感覚を得られる良いトレーニングシューズだと思いました。

Amazonだと7,000円台くらいで買えることもあるんで、ロング走よりは、日々のジョグやスピードを出すトレーニングでガシガシ使いたいランナーにおすすめです。

在庫があるうちに、もう一足買っておこうかしら。

 

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