2021年4月30日、楽天モバイルがiPhoneの取り扱いを開始しました。
「楽天モバイルでiPhoneが買えるようになる!」ということが、大々的に報じられていますが、これまでにもSIMフリーのiPhoneを使うことで、楽天モバイルで利用することはできました。
そこで気になるのが、今回の「iPhoneの取り扱い開始」によって、既存のiPhone×楽天モバイルユーザーの使い勝手に、どのような変化があるのかということ。
結論、一番ネックだった「楽天回線の自動切り替え」にも対応して、確実に便利になりましたが、対応機種には注意が必要です。
さらに、既存ユーザーからの紹介で、追加で3,000ポイントもらえます。
僕の紹介でよろしければこちらからお申し込みください。
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楽天モバイルがiPhoneに正式対応、発売へ
引用元:https://network.mobile.rakuten.co.jp/info/press-conference/
これまでの楽天モバイルは「iPhoneは動作保証はしないけど、一応使えるよ」というスタンスでした。
僕もiPhone SE(第2世代)で楽天モバイルを使って来ました。
楽天モバイルではすべての容量、カラーのiPhoneを販売
今回、楽天モバイルはiPhone 12とiPhone SE(第2世代)のすべての容量とカラーを発売します。
その中には、つい先日、発表されたばかりのパープルカラーも含まれるとのこと。
22日のカンファレンスでは、一部の価格しか発表されませんでしたが、例えばiPhone 12 64GBの価格は101,176円。
大手4キャリアの中では最安価格だとアピールされました。
そして、楽天モバイルのおなじみのキャンペーンによって、ここからさらに最大20,000ポイントが還元されます。
iPhone 12 64GB |
還元 | 実質負担額 | |
---|---|---|---|
Apple | 94,380円 | ー | 94,380円 |
101,176円 | 20,000ポイント (新規・乗り換え) |
81,176円 | |
93,390円 | 13,420円割引 (2021年2月のCP時) |
79,970円 | |
110,880円 | 18,000円割引 | 92,880円 |
OCNモバイルONEは2月のキャンペーン内容ですが、今後も、同程度の割引はあると予想されます。
楽天モバイルは圧倒的に安くなるOCNモバイルONEと比肩の価格で、かなり頑張っています。
これまでの楽天モバイル×iPhoneユーザーの使い勝手はどう変わる?
これまで、実際にiPhoneで楽天モバイルを使ってきて、不便に感じたことは、主に以下の2つ。
- my 楽天モバイルアプリで、楽天エリア/パートナー回線エリアの判別がつかないこと
- 一度、パートナー回線をつかんでしまうと、楽天エリアに戻っても自動で切り替わらないこと
今回の「正式対応」によって、以下のように改善されました。
「アプリでエリア判別」に対応
iPhoneの「my 楽天モバイル」アプリでも、楽天エリア/パートナー回線エリアの判別がつくようになりました。
(2021/05/21追記)
一部のAndroidスマホで、楽天/パートナーのエリア判別ができなくなってます。
ちなみに、アプリ以外で確認する方法もあるっちゃあります。↓
- iPhone標準の電話で「*3001#12345#*」を入力
- リスト表示の「LTE」の中から「Serving Cell Info」を選ぶ
- 「freq_band_ind」の数字が「3」か「18」でBand3/18を判別
パートナー→楽天回線への自動切り替えはiPhone12シリーズ以降で対応
もっと重要なことが、一度パートナー回線を掴んでしまうと楽天回線に自動で切り替わらないこと。
これまではパートナー→楽天回線エリアに入ったとしても、ずっとパートナー回線を掴んだままで、自動で切り替わってくれませんでした。
しかし今回、iPhoneの取り扱い開始のタイミングで、iPhone12以降の機種は回線の自動切り替えに対応することが発表されました。
- iOS14.4以降にアップデート
- キャリア設定アップデート
この2点を行うことで、自動切り替えに対応する(動作保証の対象になる)としています。
また、以下は公式のFAQからの引用です。
iPhone 12以降のシリーズは回線の自動切り替えに対応しておりますが、自動で切り替わらない場合は、以下の方法をお試しください。
・モバイルデータ通信をOFFにする
・約10分待ちモバイルデータ通信をONにするなお、iPhone 12以降のシリーズ以外は楽天回線とパートナー回線の自動切り替えに対応しておりません。
以下の方法をお試しください。〜以下略〜
引用元:https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/10000059/
iPhone XR〜iPhone 11、SEユーザーは、これまで通り
- 機内モードオン・オフ
- 本体の再起動
が必要とのこと。
これから楽天モバイルで使うiPhoneを買うなら、やっぱりiPhone 12以降のシリーズを買うのが良さそうですね。
iPhone6S〜Xユーザーは「楽天のみエリアへ行け」ワロタ
さらに、iPhone6S〜Xユーザーについては、以下のように案内されています。
- 「楽天回線のみつながるエリアへ移動」
ワロタ!
この案内を文字通り解釈するならば、パートナー→楽天回線エリアに入ったとしても、そこがパートナー回線をまだ提供しているエリアなら、自動で切り替わらず、楽天回線は使えない、ということになります。
パートナー回線のローミング終了エリアは広がりつつありますが、まだ共存エリアの方が多いです。
これらのiPhoneユーザーは、基本的にはパートナー回線しか使えないと思っておいた方が良さそうですね……。
4月27日追記:キャリアアップデート開始
4月27日にiOS14.4以降で対応できる最新のキャリア設定の配信が始まりました。
キャリア設定アップデートを行ったiPhoneは、正式に「楽天回線対応端末」になり、
- APNが自動設定されるようになる
- 自動で回線切替に対応
- 110/119番通報による高度な位置情報測定
- 緊急地震速報の受信
これらの機能が利用できるようになります。
▼キャリア設定アップデート手順
- 設定
- 一般
- 情報
- アップデート
まとめ:Apple Watch セルラーモデルなども期待
楽天モバイルはiPhoneに対応しましたが、自動回線切替のことを考えると、今から楽天モバイルで使うiPhoneを買うなら12シリーズ以降をおすすめします。
楽天モバイルは、今回のiPhoneの取り扱い開始をきっかけにして、今後はApple Watchのセルラーモデルへの対応などにも期待したいところですね。
楽天モバイルで開催中のキャンペーン
楽天モバイルで現在開催中の主なキャンペーンは以下のとおり。
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