引用元:https://www.jcom.co.jp/service/mobile/device/sim/
2021年春の格安SIMプラン大改訂。
KDDI傘下のJ:COM MOBILE(ジェイコムモバイル)。これまで、なんとなく「年配向け」な感じだったんですが、昨年の秋くらいに生まれ変わりました。
公式サイトも、なんだかすごく今どきっぽい感じになってて驚きました。
そんなジェイコムモバイルが、他に先駆けて2月に始めた新プラン「Aプラン ST」なんですが、これ、今までスルーしてたんですがふつうにすごいプランでした。
- どんなプラン?:「スタート割」または「U26学割」で1年は最安レベルで使える
- どんな人におすすめ?:高速通信は10GBプランで十分・子を含む家族で契約したい人
- 注意点は?:スマホの割引はなくなった
ほんまに、真剣に契約を考えていいレベルのサービスです。
とくにahamoなどの話題の20GBプランを検討している人は要チェックです。
ジェイコムモバイルの新プラン
ジェイコムモバイルの新料金「Aプラン ST」は音声通話SIMのみの提供です。
通常料金 | 割引料金 (最大12ヶ月) | |
---|---|---|
1GB | 1,078円 | ー |
5GB | 1,628円 | ・U26学割:1,078円 |
10GB | 2,178円 | ・スタート割:1,738円 ・U26学割:1,408円 |
20GB | 2,728円 | ・スタート割:2,178円 ・U26学割:1,848円 |
通常料金でも十分安いんですが、注目は一番右の列の「割引料金」。
誰でも受けられる「スタート割」と、利用者の中に26歳以下の人がいれば家族全員が受けられる「U26学割」があります。
スタート割
ジェイコムモバイルの「Aプラン ST」で10GB・20GBに加入すれば、誰でも割引を受けられます。
- 10GB…1,738円(440円×12ヶ月=5,280円割引)
- 20GB…2,178円(550円×12ヶ月=6,600円割引)
もし、家族で加入する場合で、26歳以下の人が1人でもいれば、以下の「U26学割」が使えます。
U26学割(〜2021年5月31日まで)
利用者の中に26歳以下の人がいる場合、本人はもちろん、家族全員が1年間、特別料金で利用できます。
- 1GB…1,078円/月(割引なし)
- 5GB…1,078円/月(550円×12ヶ月=6,600円割引)
- 10GB…1,408円/月(770円×12ヶ月=9,240円割引)
- 20GB…1,848円/月(880円×12ヶ月=10,560円割引)
1年間は1GBの料金で5GBまで使えます。
また、10GB・20GBは、1年間ではありますが、すべての格安SIMの中で最安で利用できます(2021/03/30現在)。
ジェイコムモバイルの新料金とサービスの特徴・メリット
ジェイコムモバイルの新料金のメリットを挙げてみます。
- 「とりあえず1年だけ」がやりやすい&お得
- 繰り越しが使える(大手格安プランとの大きな違い)
- 制限後も1Mbpsで利用できる
- 5分かけ放がずっと550円で使える
- 速度が地味に速い
ジェイコムモバイルの新プラン「Aプラン ST」は、契約期間の縛りに加えて、MNP転出手数料も無料になりました。
なんで、あまり大きな声では言えないんですが、「1年間、割引が適用される間だけジェイコムモバイルを使う」というのもアリなんですね。
5分かけ放題も通常935円のところ、5月までの加入でずっと550円で使えます。
例えば1GBプランに5分かけ放題を付ければ1,628円で運用できます。
10GB・20GBプランなら制限後も最大1Mbps
これがアツいです。
「制限後最大1Mbps」というのは、この春の重要なキーワードになってます。
- 大手キャリア格安プラン
- 楽天モバイル(パートナー回線)
- UQモバイル(くりこしプランM・L)
- ワイモバイル(シンプルM・L)
あたりが採用してますが、このそうそうたるメンツの中にジェイコムモバイルも名を連ねてます(mineoもキャンペーンでやったりしてますが、常にやってるわけではない)。
10GBならU26学割で1,408円〜、スタート割でも1,738円〜で、最大1Mbpsの通信が使い放題です。
「制限後、最大1Mbps」が使えるサービスの中ではおそらく最安です。
繰り越しが使えるのも大手格安プランにはないメリット
大手格安プランは20GBで2,728円〜2,970円ですが、データの繰り越しはできません。
ジェイコムモバイルならデータ繰り越しが使えて、2,000円以内で使えます。
例えば10GBプランでも、繰り越したデータ量によっては20GB近く利用することができる月も。
「なんかahamoとか話題だから乗り換えたいけど、20GBも使わんし…」という人は、かなり真剣に考えていいと思います。
ジェイコムモバイルは地味に速い(という風の噂)
速度は地域や環境によって大きく変わるので、適当なことは言えないんですが、新生ジェイコムモバイルは「わりと速い」という噂を聞きます。
例えば、こちらの記事の報告では、混雑する12時台を含め、1日を通して10Mbpsを維持していいます。
同じKDDIグループにはauのサブブランドのUQモバイルや、povoが存在する以上、それよりも低価格で高品質、ということは期待できません。
それでも、試してみる価値は十分ありそうです。
ジェイコムモバイル新プランの微妙なところ
微妙なところを探してみたんですが、個人的には特にありませんでした。
強いて言うなら、端末割引がなくなったことくらいでしょうか。
ジェイコムモバイルは昨年の9月にiPhone SEを発売。長期利用(4年しばり!)なら、実質0円になる、今となっては大手キャリアではできなくなったウルトラCを炸裂させて、話題になりました。
しかし、総務省からKDDIの特定関係法人とみなされ、このような割引ができなくなってしまった、という経緯があります。
なんで、ジェイコムモバイルで端末を買うメリットはほとんどなく、今使っている端末、もしくは、SIMフリー機を自ら持ち込むことをおすすめします。
ジェイコムモバイルの新プランの申込方法
ジェイコムモバイルの新プランは、2月からすでに始まっており、公式サイトから申し込めます。
一点、ジェイコムモバイルは家族で使うときは名義が統一されます。
例えば、家族5人で契約する場合、全員のスマホは同じ人(例えば父親)の名前で契約することになります。
このあたりは「J:COM」という、家庭向けサービスから派生したサービス感がありますね。
既存ユーザーのプラン変更も専用ページから行えますが、
- 現在受けている割引(端末割など)は終了
- スマホmoreプログラムが適用されない
といった注意点もあります。過去の割引が意外と大きかったので、すでにジェイコムモバイルに入ってしまっている人は、変更しない方がいいケースもありそうです。
最大1Mbps使い放題がいちばん安く使える
ジェイコムモバイルは、もはや、かつてのジェイコムモバイルではありません。
完全に別のサービスとして生まれ変わりました。
最初に1年は、割引が適用され、10GB・20GBは格安SIM最安レベルの料金で使えます。
また、10GB・20GBプランならデータ超過後も最大1Mbpsで使えるので、最初から「1Mbps使い放題」を想定して契約するのもアリなんじゃないかと思います。
楽天モバイルのパートナー回線も、一応は「最大1Mbpsの使い放題」ですが、5GBを超える制限に入ります。
一方のジェイコムモバイルなら、20GBまで高速通信が使えて、1年間は楽天モバイルよりも安く使えます(Rakuten UN-LIMIT Ⅵの〜20GBは2,178円)。
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