◎ 2023年4月、料金据え置きでギガ増量!
2023年4月から4ギガプラン(音声990円)→5GBに、8ギガプラン(音声1,500円)→10GBに増量されました。料金は据え置き!
2021年春のスマホプラン大改正のなかでも、一際インパクトが大きかったのが「IIJmio(アイアイジェイミオ)」の新プラン「ギガプラン」。
今回は、ふつうの人よりは格安SIMにちょっと詳しいことを自負している筆者(格安SIM歴8年)が、IIJmioの新プランの特徴やメリットを解説していきます。
◎IIJmioの特徴やメリットを3行でまとめると
- ふつうに安い。eSIMの20GB1,650円は新しい世界に突入した感ある
- データ容量超過後でも300Kbpsは貴重
- 同一ID内でのデータシェアの融通が利く
IIJmioの新料金プラン「ギガプラン」
IIJmioのプラン「ギガプラン」の内容は以下のとおり(2023年4月改定後)。
音声 音声eSIM | SMS付 | データ | データeSIM | |
---|---|---|---|---|
回線種類 | ドコモ/au | ドコモ | ||
2GB | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
4GB 5GB | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
8GB 10GB | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
料金を眺めてパッと感じるのは
- 音声SIMが安いからデータSIMが割高に感じるなぁ
- ちょ、eSIM安すぎるやろ。20GBで1,650円とか、完全に「次の世界感」あるで!
て感じでしょうか。
IIJmio「ギガプラン」の特徴・メリット
今回のIIJmioの「ギガプラン」の特徴的な部分、メリットは以下だと考えます。
- eSIMが使える貴重な格安SIM。20GB1,650円はさすがにやりすぎ
- データ容量超過後は300Kbps
- 契約期間・違約金・MNP転出手数料なし
- 同一ID内で最大10回線までデータ容量をシェアできる
eSIMが使える貴重なMVNO。20GB1,650円はさすがにやりすぎ
IIJmioはMVNOで初めてeSIMに対応しました。
iPhone などではeSIM+物理SIMで、2つのサービスをいっしょに運用することもできます。
僕は、2021年1月にIIJmioのeSIMを初めて試してみましたが、ほんまにサクッと契約できてびっくりしました。
もちろん速度も物理SIMと変わりません。
で、なんと言っても驚きなのは、データ通信専用のeSIMは20GBがなんと1,650円で使えること。
▼20GBのサービス(データSIM)
手数料 | 16GB | 18GB | 20GB | 25GB | 30GB | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
BIGLOBE | 3,733 | 4,950 | BIGLOBE | ||||
IIJmio eSIM | 3,520 | 1,650 | 2,340 | IIJmio eSIM | |||
LIBMO | 3,733 | 1,991 | 2,728 | LIBMO | |||
Links | 3,300 | 2,178 | 2,398 | 2,618 | 3,179 (26GB) | 3,553 | Links |
mineo マイピタ | 3,740 | 1,925 | mineo マイピタ | ||||
QT | 3,675 | 1,870 | 2,970 | QT | |||
イオン | 3,300 | 1,738 | 2,288 | イオン | |||
エキサイト Fitプラン | 3,733 | 2,640 | 3,135 | 3,135 | 3,135 | エキサイト Fitプラン | |
エキサイト Flatプラン | 3,733 | 1,958 | 2,860 | エキサイト Flatプラン | |||
ロケット | 3,740 | 4,345 | 2,778 | ロケット | |||
手数料 | 16GB | 18GB | 20GB | 25GB | 30GB |
例えばpovo2.0と組み合わせれば、20GBで1,650円という破格の音声SIMが爆誕します。
もちろん、デュアルSIMが面倒なら、シンプルに音声SIMを1枚でも20GBプランが2,000円で契約できます。
データ容量超過後は300Kbps
これ、控えめにアッピールされてるんですが、けっこう重要だったりするのでは?
スマホのデータ超過後の速度はいくつかのパターンがあって、最もよくあるのが128Kbpsまで制限されるもの。
- 128Kbps
ほとんどの格安SIM - 200Kbps
OCNモバイルONE、mineoなど - 300Kbps
UQモバイル、ワイモバイル(ともにSプラン)など - 1Mbps
ahamoなどのオンライン専用プラン など
128Kbpsはハッキリ言って使いものにならないですが、最大300Kbpsであれば、多少ストレスは感じるけどTwitterくらいならOKって感じかと。
ちなみに、高速データ通信モード「オフ時」でも最大300Kbpsで使えます。
契約期間/違約金/MNP転出手数料なし
音声通話SIMの「しばり」はありません。
- 契約期間(ただ、最低でも契約翌月末日までの契約は必要)
- 違約金(他社だと最大1万円くらい)
- MNP転出手数料(他社だと3,000円くらい)
がすべてなくなりました。
同一ID内のギガプランは10回線までデータ容量をシェアできる
IIJmioではこれまでにも「シェアプラン」という制度があって、SIMを追加してデータをシェアすることができました。
- データSIM…440円/枚
- SMS付きデータSIM…594円/枚
- 音声通話SIM…1,210円/枚
ただ、正直、シェアというわりには、あんまりお得感がありませんでした。
今回のギガプランでは、同じ契約者名義(mioID)内であれば、SIMの種類に関わらず、自由にデータをシェアしたり、プレゼントできるようになりました。
家族でも、1人で複数枚使う場合でも、柔軟な使い方ができます。
IIJmioひかりとのセット割アリ。これふつうにオススメ
IIJmioは光回線サービス「IIJmioひかり」もやってます。
NTTフレッツ光の回線を利用した、いわゆる「光コラボ」です。
IIJmioのスマホを使うとmio割として、毎月660円の割引を受けられます。
- 戸建て5,456円→4,796円
- マンション4,356円→3,696円
料金が安いと言われている「@スマート光(戸建4,730円、マンション3,630円)」とほぼ同じ、業界最安水準で使えます。
しかも、契約するIIJmioのSIMは、種類(音声/データなど)や容量の指定がありません。
今回調べるまでまったく知らなかったんですが、IIJmioとIIJmio光をセットで使うのは、ふつうにアリなんじゃないかな〜と思いました。
povo2.0との組み合わせは最有力候補
2022年7月から、楽天モバイルが0円運用できなくなることで、povo2.0とIIJmioの併用が最強なのでは?という話も出ています。
現に2022年5月17日には申込みが爆増して、発送が遅延してしまいました。
引用:iijmio.jp/info/iij/1652759025.html
povo2.0と組み合わせ例
- 少しでも安く運用したいなら:440円
povo2.0(0円)+IIJmio eSIM 2GB(440円) - 楽天モバイルの最安料金くらいで使うなら:1,100円
povo2.0(0円)+IIJmio eSIM 8GB(1,100円)
楽天モバイルは3GBまで1,078円。
いずれにしても、2022年7月以降は楽天単体で使うよりも、お得に利用できそうですね。
IIJmio+povo2.0+IIJmioひかりは考えてもいい
IIJmioの「ギガプラン」はかなり攻めてます。
- ふつうに安い。eSIMの20GB1,650円はインパクト大
- データ容量超過後は300Kbpsは貴重
- 同一ID内でのデータシェアの融通が利く
さらに光とのセットで660円割引があり、固定回線が最安水準で使えることも大きな魅力です。
自宅の光回線を検討しているなら、
- povo2.0:0円〜
- IIJmio(eSIM/2GB〜20GB):440円〜1,650円
- IIJmioひかり:戸建4,796円/マンション3,696円
の組み合わせは、けっこう最強なんじゃないかと思いました。
僕もわりと、真剣に検討してます。
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