暑くなってきて、ランのモチベーションを維持するためにも気になっていたワラーチを作りました。
調査に2日ほど、材料をいろいろなECサイトでかき集めて、平日の夜に少しづつ制作を進めて完成したので、先週末にさっそく18kmほど走ってみました。
2024年1月にプーマが発売した「SOFTRIDE EASE IN(ソフトライド イーズイン)」。マラソン後のリカバリーシューズに良さそうだったので、ランナーのみなさんに共有します^^
作成の際に参考にしたのは以下の記事
以下の記事を参考にさせていただきました。
ワラーチでの初ラン「思ったよりも、普通に走れる」
ビーサンでペチペチ走るのをイメージしていましたが、それとは全く違いました。
普通に走ることができます。
流石に初めてだったので、キロ5分を切るくらいしかスピードは出せなかったですが、サンダル(のようなもの)で走っている感じは全くしません。
走りに没頭するとワラーチで走っていることを忘れるくらいでした。以下、ワラーチランの効用と実際に走って感じたことです。
フォアフットが身につく
ワラーチで走るとフォアフット着地が身につくと言われています。
ワラーチはソールが1cm程度で、ランニングシューズと比べると明らかに薄いため、かかと着地の負担は大きです。
そのため反射的にフォア〜ミドルで着地せざるを得ない状況を作り出すことで、理想的な着地が身につくという考え方のようです。
これは1回のランではなんとも判断できません。
指先まで使えることで、扁平足の改善に期待
この記事を書いているのはワラーチランをしてから12時間ほど経過したあとですが、今、疲労感を感じているのは、足の指先と土踏まずです。
足の指先まで使えていることは確かなようで、その疲労が新鮮で気持ち良いです
自分はアーチが極端に低く、ほぼ土踏まずがない扁平足です。これを期に脱扁平足を目指したいですね。
翌朝にふくらはぎがピクピク
ワラーチで走った翌朝に起きるとふくらはぎに疲労感がありました。普段はあまり感じない疲労なので、ふくらはぎにもワラーチランの効果があったようです。
(2019/07/07追記)
ワラーチランを初めて5回目くらい。真夜中、睡眠中にふくらはぎが急に攣って悶絶しました。こんなことは初めてだったので、効果はありそうです。それにしても痛かった〜。
故障持ちには衝撃がちょっとしんどい
ここ半年、慢性的な足首の外側の痛みを感じていました。
走っているときはそれほどでもないですが、仕事中や日常生活で座った状態から立ち上がって歩行するときなどは、足を引きずるほどの痛みがありました。
おそらく短腓骨筋腱付着部炎というもの(ググって勝手にそう思っています)。足首を内側によく捻るので、それが原因だと思います。
ワラーチランで正しいフォームを身につけることで、症状の改善に繋がるかもしれない、という期待もあります。
しかし、それよりもワラーチのソールはとても薄いので、地面からの衝撃はランシューよりも強く、普通に痛みを感じます。身体と気持ちに余裕があるときにワラーチランをするのがいいと思います。
つくったワラーチに関する改善点
少し走ってみてワラーチに関して感じたことをまとめてみます。
擦れない結び方はないのか
PPテープでワラーチをつくったとき、「くるぶし内側」と「かかと」の皮がめくれてしまいました。
足首サポーターを付けるか、皮膚に当たる箇所に何か施しができないか模索中。
鼻緒の穴は親指の根本ぎりぎりまで手前に空けた方が良い
走っていると、自分の場合、指が前にずれていってしまい、たまに地面に着くことがありました。
指先をしっかりと使って走るためにも、指先はソールにしっかりと乗っていたほうがいいので、鼻緒の穴をあけるときは、「ちょっと手前すぎるかな」くらいの場所に開けることをおすすめします。
最悪、かかとはソールから後ろにはみ出しても何ら問題はないと思います。
ソールの形をもっと綺麗に整えればよかった
足型を忠実にとって切ったので凸凹したかたちになってしまいました。
もちろんジャストサイズで作る必要はありますが、それでも特にサイドはもう少しかたちを整えればよかったと思います。
パラコードだけで作るワラーチも気になる
インスタでワラーチを検索すると、だいたいシャレオツランナーさんは、パラコードとソールだけでワラーチを作っています。
パラコードだけならば、上記の皮膚が擦れてしまう問題も改善できるかもしれなません。
あと、紐だけの方が脱ぎ履きしやすそう。いま、片足を履くのに3分くらいかかってます。
ワラーチの作り方
いろいな情報があって、何を揃えればいいのか整理するのに時間がかかると思います。
そこで自分が揃えた材料や道具を紹介します。
①ソールシート
まずはソールになるシート。Amazonですぐに買えるビブラム「8338」7mm厚のものを買いました。
②インソール用マット
足が触れる部分。ソールの上に、ボンドで貼り付けて使います。
使わない人もいますが、初心者はマットを使ったほうが少しソールが厚くなり、滑りにくくなるから良いと思います。
③パラコード
鼻緒部分に使用する紐。鼻緒部分だけならば、片足20cmもあれば十分足ります。
④PPテープ
メインの紐。真田紐という紐で作る人も多いようです。
PPテープはカバンなどでよく使用されている手芸用品店とかでも買える紐です。
⑤アジャスター
PPテープ紐を締めたり緩めたりする際に使う。一足あたり2個使いました。
⑥ラダーロック(コキ)
⑤のアジャスターだけでもいいっちゃいいのですが、これがあると脱ぎ履きの時間を短縮することができます。
自分は後にテープの結び方を変えたときに、追加で購入しました。
その他道具
道具は100均一で揃うものばかりです。
- カッター
- 裁ちばさみ
- ボンド
- 穴あけ(4mm)
- ハンマー
2週間後の改良
最初は足がズレてしまうのが怖くて、結構きつめにPPテープを締めていました。すると、くるぶし、かかと部分が擦れて痛かったのと、極めつけに3回めのランで右外側足首のテープ穴が破れてしまいました。
テープ穴は余っていたセメダインのシューズドクターで修復して事なきを得ましたが、テープの結び方を変えることにしました。
当初は以下の動画を参考に、結構テープを強めに締めていました。
その後、以下の記事を参考に、テープの結び方をよりシンプルにしました。
上が当初、下が今回結び方を変えたもの。
2つの写真を見比べると、スッキリしたのが一目瞭然。特にかかと部分は3本で締めていたのが1本になり、かなりシンプルになったのがわかります。こんなにシンプルにしたら足がしっかり固定できないんじゃないかと思いましたが、自分の場合、この結び方が見事にフィットしました。
今回、テープの結び方の変えるときに、ラダーロックを追加で購入しました。
今一度、アジャスターとラダーロックをつける場所を確認しておきます。
アジャスターは
- 指の付け根(鼻緒とテープを結ぶ側の端)
- 足首の上(最後にテープを止める側の端)
そして、今回追加で買ったラダーロックはくるぶしの側面あたりにつけています。
履くときのポイントは内側から外側へ気持ち締めること
前回の反省から、あまりガチガチに締めるとテープと皮膚が擦れてしまうので、全体的にふわっと締めることにしました
でも一点、内側から外側のラダーロックへ引っ張る紐だけは少し強めに締めたほうが良いです。
逆を言えば、ここさえしっかりと締まっていれば、縦横ずれることなく走ることができています。
ランニングシューズを履くことにストレスを感じるようになる
ワラーチラン最高だぜ、と言っても、流石にシューズみたいなスピードは出せないので、2、3回に1回はシューズで走るようにしていますが、全然モチベーションが上がりません。
ワラーチの開放感に慣れてしまうと、特に夏の場合は、シューズを履くのがかなり億劫になってしまいます。特にこの時季は小雨が降る中で走るときのワラーチの頼もしい感はすごいです。シューズが汚れたり、乾かさないといけない、というストレスもありません。
2週間ワラーチを使って走っていますが、もう普通です。ランに集中してしまえば、今シューズで走っているのか、ワラーチで走っているのか分からなくなるくらいです。
ワラーチランに当初期待していたのはフォアフット着地や、足の指を使えるようになること、使えていない必要な部位への刺激だったわけですが、今では開放感とそれによるランへのモチベーションの向上という恩恵の方が大きいです。
今年の近畿地方は梅雨入りが遅かったので、夏本番ももう少しあとになりそうです。今年の夏はワラーチがもっと躍してくれそうです。
それぞれの目標に向けて、一緒にがんばりましょう!
僕はラン歴10年、PBは2時間56分16秒の市民ランナーです。
コロナ禍を乗り越え、遂にレースが帰ってきました!それぞれの目標を達成できるように、いっしょにがんばりましょう^^
\VO2 Maxが測れるランナー向けGarmin/
出典:https://www.garmin.co.jp/- Forerunner 965(2023年4月発売)
有機ELに対応した最上位モデル - Forerunner 955(2022年6月発売)
Forerunner 965の前モデル - ForeAthlete 745
決済・音楽保存機能があるランナー最上位モデル - Forerunner 265(2023年3月発売)
上級者まで対応できるスタンダードモデル。有機EL対応! - Forerunner 255(2022年6月発売)
Forerunner 265の前モデル - Forerunner 165
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Forerunner 165の前モデル
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