2022年の手帳シーズンが始まっています。
今回、前から気になっていた「JSダイアリー」を購入してみました。
この記事ではJSダイアリーの中身を写真を多めに紹介します。個人的にいいなぁ〜と思ったことも、ばっちりシェアします!
▼2025年版【バーチカル式 B6】
JSダイアリーって?
JSダイアリーが初めて世に出たのは2021年版で、今回は2回目の発刊です。
比較的新しい手帳と思われるかもしれませが、実はこの手帳にはそれ以上に長い歴史があります。
2020年以前はエイ出版社が「ESダイアリー」として販売していました(エイ出版社は2021年2月に民事再生法の適用を申請)。
エイ出版社は文房具の専門誌「趣味の文具箱」をはじめ、多くの趣味の雑誌を発行する会社でした。
「実際に自分たちが使いたいものを」という思いをかたちにしたのがESダイアリーで、出版社ならではのこだわりが細部にまで見られる商品でした。
しかし2020年5月にエイ出版社がダイアリー事業からの撤退を発表。そこで大阪の老舗文房具店「和気文具」が事業を譲り受け、超短納期で2021年版を発行。
「JSダイアリー」として、ESダイアリーの系譜をつなぎました。
A5サイズ/B6変サイズの2サイズ
ESダイアリー時代は多くのサイズを展開していましたが、2022年版は「A5」と「B6変」の2サイズを発行します。
サイズ | 種類 |
---|---|
A5サイズ | 週間バーチカル+メモ 週間ウィークリーノート 見開き1ヶ月+ノート 週間レフト |
B6変サイズ | 週間ウィークリーノート 週間バーチカル 見開き1ヶ月+ノート |
2022年版では純粋な「週間バーチカル」はB6変サイズのみ販売されています。今回僕はこちらを購入しました。以下でたっぷり紹介します。
それ以外のウィークリー系のフォーマットについては、和気文具さんの公式サイトの画像を引用させていただきます。参考にしてください。
JSダイアリー「B6変・週間バーチカル」の中身
それでは今回購入したJSダイアリー「B6変・週間バーチカル」の中身を見ていくことにしましょう!
ページ構成は以下のようになっています。
- 年間
- 月間
- 週間
- メモ帳
- その他付属ページ
年間ページ
年間ページはオーソドックスな2年一覧です。
予定を書き込むことはできません。来年のあの日は何曜日かな?連休はどこにあるんだろう?などを確認するときに便利。
月間ページ
マンスリーページは2021年11月〜2023年1月まで(2023年版も2022年11月〜2024年1月)。
1日を半分に分ける罫線が入っていて、午前/午後、仕事/プライベートにように活用できます。
マンスリーページの左端にはタスクリストとミニカレンダー(前月・翌月)もついています。
週間ページ
JSダイアリー 週間バーチカルのメインページです。
2021年10月の最終週から利用できます(2023年版は10月31日月〜)。
気になる時間軸は6時から23時、平日/土日均衡のバーチカルです。
マンスリーページと同様に左端にはチェックボックス付きのタスクリスト。
その下には当月、翌月のミニカレンダーが付いています。現在の週が直感的にわかるようになっています。
メモページ
巻末には5mm方眼のメモページも付いています。
14ページと多くはありませんが、年単位で記入したいこと(1年の目標/振り返りなど)で使うのがいいかもしれません。
その他付属ページ
その他の付属ページには
- Myインクリスト
- Myリスト
- 手帳を使いこなすためのアイデア
- 年齢早見/サイズ早見
- 地図/路線図
などが付いています。
Myインクリストというのは、いかにも文房具を愛する人たちがつくったページだ!という感じ、微笑ましいです(2021年版から追加されたみたいです)。
手にとって伝わってきた「JSダイアリー」の良いところ・もう少し!なところ
個人的にいいな〜と思ったのは以下の2つ。いずれも機能面ではありませんが、、、。
「表紙が気持ちいい!」
「やっぱりフォントがかわいい!」
表紙の材質はビニールだと思いますが、安っぽさを感じさせない仕上がりです。
2022年版から今回購入した「ピーコックブルー」と「レトロピンク」「ベージュ」の3カラーが追加され、華やかさが増しました。
カラーによって柄(シボ)が異なり、自分の好み、利用シーンに合ったものを選べます。
引用元:https://www.wakibungu.com/
■ 2023年版はカバー素材を変更
カラーバランスはそのままに、PU素材(合成皮革)に変更されました。質感がさらにアップ!
あとはなんと言っても、ESダイアリー時代から続くこだわりのフォントです!
この独特な書体は「カッパープレートゴシック」というようです。
伝統的でどこか外国の手帳のような雰囲気がありますね。カッパープレートはカリグラフィーの書体としても有名です。
ちなみに用紙には王子製紙の「OKシュークリーム」が使われています。
写真では少し分かりづらいかもしれませんが、クリームがかった優しい色の上質紙です。
もう少し!だったところは「6時スタート」なところ
個人的にちょっと自分とは合わないかな〜と思ったのは以下のポイント。
- 朝が6時スタートなこと
- 現状はB6サイズ展開しかないこと
個人的にB6サイズの手帳やメモは好きなんですが、週間バーチカルとの相性はあんまり良くないと思っています。
サイズが小さくなるということは記入スペースが狭くなるということで、そうなると真っ先に削られてしまうのが時間軸です。
サイズを取るか、時間軸を取るか……。これは週間バーチカルユーザーの永遠の悩みです。
あくまで僕の生活スタイルとの相性の話なので、デメリットとまでは言えません。人によってはまったく問題ないことです。
今後JSダイアリーが軌道に乗れば、他サイズ展開もあるかもしれないので、僕たちユーザーにかかっているということですね。
まとめ:JSダイアリーは
JSダイアリー「B6変/週間バーチカル」を紹介しました。
週間バーチカルとしての機能面も然ることながら、表紙、フォントなど細部にこだわりを感じるユーザーのモチベーションを上げてくれる商品です。
現状は週間バーチカルフォーマットはB6変サイズしかありません。
一回り大きいA5サイズが良いなら、他の「週間バーチカル+メモ」などの他のフォーマットを選んでも良いかもしれませんね。
「Join us Stationery Holic!!」(世の中に文房具が大好きな、文具大好き病の人を増やしたい)ー。
これは和気文具さんの願いを表現するキャッチフレーズです。
自分たちが愛して止まないものを、世の中に広める。
シンプルな「商売の真理」をたいせつに、1世紀に渡って挑戦し続ける和気文具さんを応援したくなる商品が、JSダイアリーです。
▼2025年版【バーチカル式 B6】
ありがとうございます!!ご期待に添えるようにがんばります!!
— 和気文具|WAKI Stationery【公式】 (@bunguya) September 29, 2020
おまけ…筆者の週間バーチカル歴
2016年に初めて使った週間バーチカル手帳は高橋手帳のニューダイアリーアルファ11 ウィークリーNo.105
2025年版↓↓
コンパクトでありながら、週間バーチカルの良さを十分発揮してくれたこの手帳。
そして2018年から3年間使ったのがリスティ1。トラベラーズノートやカ・クリエらと相性がいいサイズ感。
2025版↓↓
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