2026年2月27日(金)、Amazfitから「Amazfit T-Rex Ultra 2(アマズフィット ティーレックス ウルトラ ツー)」が国内発売されました。
登山、探検、ダイビングなど本格的なアウトドアに対応するAmazfit T-Rexシリーズの最上位機種です。
今回、メーカーさまより使用する機会をいただきました。スマートウォッチとしての使用感をはじめ、一市民ランナー目線で実際に山に入り使ってみたり、ロードを走ってみた感想を共有します。
==この記事のポイント==
- Amazfit T-Rex Ultra 2のメリットをまとめると?
- Amazfitの最上スペックのアウトドアモデル
- グレード5チタンボディ、MIL規格に準拠したタフネスモデル
- オフラインマップがプリインストール(等高線は別途要ダウンロード)
- バッテリー容量は高精度GPSで最大50時間と宿泊を伴うアクティビティでも余裕
- Amazfit T-Rex Ultra 2の登山(トレラン)ウォッチとしての性能は
- GPXデータを取り込んだルートナビの安定感は◎
- かなり細かい指示で初めて走る山の中でも迷わず走り切れた
- 発色が良く、最大3,000nitの明るさで視認性は問題ない
- Amazfit T-Rex Ultra 2はどんな人におすすめ?
- 宿泊を伴う登山を行うハイカー
- 登山、ロングトレイル、ダイビングなど、過酷な環境化でのアウトドアを行うアスリート・冒険家
- ランナー目線ではウルトラやトレイルランナーでウォッチを1つにまとめたい人
- Amazfit T-Rex Ultra 2の改善希望点は
- さすがに少し重く、手首が細めな人は手首が痛くなることも
- ワークアウト中のボイスメモがマップ上に表示されると良い
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Amazfit T-Rex Ultra 2のスペック
Amazfit T-Rex Ultra 2と、これまでのAmazfit T-Rexシリーズの最上位モデルの位置づけだったAmazfit T-Rex 3 Pro(48mm)、さらに非アウトドアのハイエンドモデルであるAmazfit Balance 2の3機種でスペックを比較しておきます。
| Amazfit T-Rex Ultra2 | Amazfit T-Rex 3 Pro (48mm) | Amazfit Balance 2 | |
|---|---|---|---|
| ![]() | ![]() | |
| ディスプレイ | 1.5 inch AMOLED | 1.5 inch AMOLED | 1.5 inch AMOLED |
| 解像度 | 480*480 | 480*480 | 480*480 |
| 輝度 | 3,000 nit | 3,000 nit | 2,000 nit |
| スクリーン | サファイアクリスタルガラス | サファイアクリスタルガラス | サファイアクリスタルガラス |
| サイズ | 51 x 51 x 14.3mm | 48 x 48 x 14mm | 47.4 x 47.4 x 12.3mm |
| 重量 | 本体 67.5g ストラップ込 約89.2g | 本体 49g ストラップ込 約74.5g | 本体 42g ストラップ込 約59,7g |
| 本体材質 | チタン合金(Grade5) | チタン合金(Grade5) | アルミニウム合金 繊維強化樹脂 |
| ボタン数 | 4 | 4 | 2 |
| ストラップ | 26mm シリコン | 22mm シリコン | 22mm シリコン |
| 心拍センサー | 5PD + 2LED (BioTrackerTM6.0 PPG 生体センサー) | 5PD + 2LED (BioTrackerTM PPG 生体センサー) | 5PD + 2LED (BioTrackerTM 6.0 PPG 生体センサー) |
| GPS | デュアルバンド 6衛星測位システム (GPS, GLONASS, Galileo, BDS, QZSS,NavIC) | デュアルバンド 6衛星測位システム (GPS, GLONASS, Galileo, BDS, QZSS,NavIC) | デュアルバンド 6衛星測位システム (GPS, GLONASS, Galileo, BDS, QZSS,NavIC) |
| ストレージ | 64GB | 32GB | 32GB |
| 接続 | Bluetooth | Bluetooth | Bluetooth |
| バッテリー容量 | 870mAh | 700mAh | 658mAh |
| バッテリー性能 (日常使用) | 最大30日間 | 最大25日間 | 最大21日間 |
| バッテリー性能 (高精度GPS) | 最大50時間 | 最大38時間 | 最大33時間 |
| 常時表示 | ◯ | ◯ | ◯ |
| 耐水性 | 10ATM ダイビング適応 | 10ATM ダイビング適応 | 10ATM ダイビング適応 |
| MIL規格 | MIL-STD-810H-2019 | MIL-STD-810G-2014 | MIL-STD-810G-2014 |
| 気圧計 | ◯ | ◯ | ◯ |
| Bluetooth通話 | ◯ | ◯ | ◯ |
| Wi-Fi | ◯ (2.4GHz) | ◯ (2.4GHz) | ◯ (2.4GHz) |
| スピーカー | ◯ | ◯ | ◯ |
| マイク機能 | ◯ | ◯ | ◯ |
| モーター | リニアモーター | ローターモーター | リニアモーター |
| 懐中電灯 | デュアルモード 懐中電灯 | デュアルモード 懐中電灯 | ー |
| 超低温モード | -30℃ | -30℃ | ー |
| NFC | 日本なし | 日本なし | 日本なし |
| 外部センサー 接続 | ◯ | ◯ | ◯ |
| 生理周期 トラッキング | ◯ | ◯ | ◯ |
| グローブモード | ◯ | ◯ | ー |
| レディネス | ー | ◯ | ー |
| BIOCHARGE | ◯ | ◯ | ◯ |
| 運動センサー | 加速度センサー、 ジャイロスコープ、 地磁気センサー、 気圧高度計、 環境光センサー、 温度センサー | 加速度センサー、 ジャイロスコープ、 地磁気センサー、 気圧高度計、 環境光センサー、 温度センサー | 加速度センサー、 ジャイロスコープ、 地磁気センサー、 気圧高度計、 環境光センサー、 温度センサー |
| インターバル作成 | あり ウォッチ上で作成可能 | あり ウォッチ上で作成可能 | あり ウォッチ上で作成可能 |
| トレーニングテンプレ作成 | あり アプリで作成可能 | あり アプリで作成可能 | あり アプリで作成可能 |
| ランニングサポート | ・Zepp コーチ™ ・運動の目標設定 ・運動中のアラート機能 ・トラックラン ・仮想ペーサー ・アチーブメント予測 ・ケイデンスアシスタント ・3Dデータモード ・ギア登録 など | ・Zepp コーチ™ ・運動の目標設定 ・運動中のアラート機能 ・トラックラン ・仮想ペーサー ・アチーブメント予測 ・ケイデンスアシスタント ・3Dデータモード ・ギア登録 ※ アプリUDで対応 など | ・Zepp コーチ™ ・運動の目標設定 ・運動中のアラート機能 ・トラックラン ・仮想ペーサー ・アチーブメント予測 ・ケイデンスアシスタント ・3Dデータモード ・ギア登録 ※ アプリUDで対応 など |
| スポーツモード | 180種類以上 ダイビング(水深45m) | 180種類以上 ダイビング(水深45m) | 170種類以上 ゴルフ(約4万コース) ダイビング(水深45m) |
| ボタンモード (ボタンだけで操作) | ◯ | ◯ | ◯ |
| 地形図 | オフラインマップ (事前インストール済)、 等高線、スキー場 | オフラインマップ、 等高線、スキー場 | オフラインマップ、スキー場 |
| YAMAP YAMARECO | ◯ | ◯ | ◯ |
| ウォッチ単体での ルート作成 | ◯ | ◯ | ー |
| Zepp Flow | ◯ (読み上げ機能有り) | ◯ (読み上げ機能有り) | ◯ (読み上げ機能有り) |
| Zepp App Food Log | ◯ | ◯ | ◯ |
| 発売 | 2026年2月 | 2025年9月 | 2025年6月 |
| 税込想定 小売価格 | 89,900円 (発売時) | 59,900円 (発売時) | 43,890円 (発売時) |
これまでのアウトドアモデル最上位のAmazfit T-Rex 3 Proよりも3万円高い価格設定で、同社のスマートウォッチとしては最も高額なモデルとして発売しました。
Amazfit T-Rex 3 Proと比べると以下の点でスペック進化が見られます。
- ストレージ容量が64GBに倍増(オフラインマップをプリインストール)
- バッテリー容量の増加(最大30日、高精度GPS最大50時間の連続使用)
以下ではまず基本的な性能を確認したのちに、実際にトレイルラン・ハイキング・街中のランニングで使用して感じたことの順に紹介していきます。
Amazfit T-Rex Ultra 2 基本性能レビュー
Amazfit T-Rex Ultra 2の日本国内でのカラー展開は「ブラックマグマ」の1種類。
一見しただけでも「予測不可能な自然に挑む最強ギア」と言うコンセプトに恥じない圧倒的な存在感です。
直径51mm・重量はストラップ込みで約89.2g。厚みは14.3mmあり11mmのAmazfit Active 3 Premiumと比べるとその差がよくわかります。
超大型ボディにはグレード5のチタンが使われており、アメリカ国防総省が定めるMIL規格にも準拠しています。
ボタンは左右上下に4つ。
上部(前側)にはライト。

白、緑色のLEDを発光できます。
バンドは26mm幅のシリコン製です。
26mmのバネピンが予め付いており、バンドを装着する機構です。
GarminのFenixシリーズなどで採用されている「QuickFit」に対応したサードパーティ製品を装着することができました。
男性としては手首が細めな筆者が装着した様子。
確かに大きいですが個人的には「サイズの合わない服を着ている人」みたいな違和感は感じません。好みさえ合えば、女性でもカッコよく着用できると思います。
これだけ存在感があると普段はデスクで置き時計的に使うのも良い感じです。
ディスプレイ
Amazfit T-Rex Ultra 2のディスプレイは1.5インチのAMOLED(有機EL)でAmazfit T-Rex3 Pro(48mm)と同じです。
最大輝度も2026年のスマートウォッチとしては最高水準の3,000nitで、真夏の炎天下での視認性も期待できます。
バッテリー
Amazfit T-Rex Ultra 2のバッテリーは同社の製品の中では最大級の870mAhを搭載しています。
| Amazfit T-Rex Ultra2 | Amazfit T-Rex 3 Pro (48mm) | Amazfit Balance 2 | |
|---|---|---|---|
| バッテリー容量 | 870mAh | 700mAh | 658mAh |
| バッテリー性能 (日常使用) | 最大30日間 | 最大25日間 | 最大21日間 |
| 精度GPSモード 連続駆動時間 | 最大50時間 | 最大38時間 | 最大33時間 |
今回、Amazfit T-Rex Ultra 2とAmazfit T-Rex 3 Proで迷われる方も多いと思いますが、「精度GPSモード(デュアルバンド、すべての衛星を使用、精度優先)」の連続駆動時間は大きな違いです。
ウルトラなどを走らない市民ランナー的には最大30時間程度でも十分過ぎますが、縦走など宿泊をともなう登山をよくされる方は注目したい差です。
筆者が実際に約2時間のワークアウトを行ったところ約5%、ワークアウトを含む24時間で約7,8%のバッテリー消費でした。
ちなみに他社のハイエンド登山ウォッチの高GPSモードの連続駆動時間も参考にしてください。バッテリー性能だけ見ても、Amazfit T-Rex Ultra 2の価格における訴求力は高いです。
| Amazfit T-Rex Ultra2 | Garmin fēnix 8 AMOLED 51mm | COROS VERTIX 2S | |
|---|---|---|---|
| バッテリー容量 | 870mAh | 700mAh | 658mAh |
| 精度GPSモード 連続駆動時間 | 最大50時間 | 約62時間 ※ マルチGNSS マルチバンドモード | 最大43時間 ※高精度モード 二周波オン+ |
| 価格 | 89,900円 | 198,000円 | 93,500円 |
ストレージ
Amazfit T-Rex Ultra 2はストレージも同社モデルの中では最大級の64GBを搭載。もはや2020年頃のスマートフォン並みの容量まで進化しています。凄い。
| Amazfit T-Rex Ultra2 | Amazfit T-Rex 3 Pro (48mm) | Amazfit Balance 2 | |
|---|---|---|---|
| ストレージ容量 | 64GB | 32GB | 32GB |
この大容量を存分に活かし、Amazfit T-Rex Ultra 2にはオフラインマップがプリインストールされています。
これまで同社製品でオフラインマップを使うには、アプリを使ってウォッチにインストールする必要がありました。正直、これが面倒だったのですが、一気にオフラインマップ使用のハードルが下がります。
※ オフラインマップを含むシステムだけで約30GBの容量を占めています。実際に使用できる残りの領域は30GB弱のようです。
基本操作
Amazfit T-Rex Ultra 2は4つのボタンが搭載されており、画面に一切タッチすることなく、ほぼ全ての操作を完結させられるように作られています。もちろん画面タッチでも操作できます。
| 右上ボタン | ・「決定」 ・(ホーム画面から押下で) ショートカットに設定したアプリ |
|---|---|
| 右下ボタン | ・「戻る」 ・(ホーム画面から押下で) アプリ一覧 |
| 左上ボタン | ・「上に移動」 ・(ホーム画面から押下で) コントロールパネル |
| 左下ボタン | ・「下に移動」 ・(ホーム画面から押下で) ショートカット・カード (カード型のウィジェット) |
また「グローブモード」をオンにしておくことで、薄めの手袋であればつけたままでも画面タッチで操作できます。
スピーカー&マイク
Amazfit T-Rex Ultra 2にも他のモデルと同様にスピーカーとマイクが搭載されています。
スピーカーは音声コントロールの「Zepp Flow」や通話で使用します。
Amazfit T-Rex Ultra 2 のマイクで録音したボイスメモの音声は以下のとおり。参考にAmazfit Active 3 Premium、Amazfit Balance 2の録音データも置いておきます。
ボイスメモは日常生活の中でアイデアを残したり、本格的なビジネス用途でも活躍します(以下はAmazfit Balance 2でボイスメモを録音し、NotebookLMで議事録を作成したときのイメージです)↓↓。
AI機能(GPT4.o搭載Zepp Flow、AI画像認識栄養管理)
Amazfitは主要なAI機能としてGPT4.oを搭載した「Zepp Flow」と、アプリ内で利用できる「画像認識栄養管理」を推しています。
Zepp Flowは音声アシスタント機能、音声でウォッチをを操作したり(例:「懐中電灯をつけて」など)、簡易的な質問(例:「今日の最高気温は?」など)に回答できます。
画像認識栄養管理はアプリ内で利用できる機能で、食事の写真をアップすると「カロリー」「炭水化物」「たんぱく質」「脂肪」の目安が解析されてログできます。
アプリによるインサイト:「BIOCHARGE」
Amazfitのボディバッテリー指標は2025年6月のAmazfit Balance 2から従来の「レディネススコア」に代わって「BIOCHARGEスコア」に変更されました。
BIOCHARGEスコアも、身体のエネルギー状態を数値で示すもので、睡眠の質、心拍変動(HRV)、ストレス、日中の活動などをもとに算出されます。
ぐっすり眠れた日は数値が高くなりやすく、日中の活動やストレスで徐々に下がっていきます。
スコアは常に高く保つ必要はなく、日々の活動に合わせて、運動と休息をバランスよく取り入れることで、体調を整え、日常のパフォーマンスを高めることができます。
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アウトドアシーンでのレビュー・機能紹介

以下では実際に低山でトレイルランニング、ハイキングをしてAmazfit T-Rex Ultra 2の各種アウトドア機能を試してみた様子を共有します。
オフラインマップ
Amazfit T-Rex Ultra 2の最大の特徴とも言えるのがオフラインマップの充実度です。
プリインストール
先述のとおりAmazfit T-Rex Ultra 2にはオフラインマップがプリインストールされているため、購入後、すぐに使用できます。
従来はアプリで任意のエリアを指定してダウンロードする必要があり、正直なところ面倒でしたが、圧倒的にオフラインマップのハードルが下がります。
※ プリインストールされているオフラインマップは現在地から遠く離れている場所は表示されません(京都市からの場合、ざっくり神戸以西は非表示でした)。
※ 等高線・スキーマップはプリインストールされていません。必要に応じてインストールする必要があります(将来的に調整予定とのこと)。またdem標高データ・地形図は後日OTAアップ予定とのこと。
ポイント to ポイントナビゲーション機能 / 自動ルート再検索
現在地から任意の場所までのルートを作成してナビゲーションできる「ポイント to ポイントナビゲーション」に対応しています。
また「ポイント to ポイントナビゲーション」で作ったルートのみ、ナビ途中でルートを逸脱したときに新しいルートを再計算して作成できます。
周辺スポット(POI)検索
コンビニ、トイレ、レストランなどの現在地周辺のスポットを検索し、ルートを作成・ナビゲーションできます。
ウォッチ単体でルートを作成する方法は、以下の動画を参考にしてください。
ルートインポート
YAMAPやYamaRecoなどのサードパーティ製アプリと連携し、アプリからダウンロードしたGPXデータをウォッチと同期して使用できます。
例えばYAMAPの場合、「登山計画で作成したルート」または「他のユーザーの活動日記」からGPXデータをダウンロードし、Zeppアプリからウォッチへ簡単にルートをインポートできます。
- 登山計画から
- ユーザーの活動日記から
以下、Amazfit公式チャンネルのガイドが参考になります。
ワークアウト中の画面
今回はAmazfit T-Rex Ultra 2で新たに実装されたアクティビティ「登山」を使ってトレランをしてみました。
デフォルトでは以下の3枚のワークアウトページが用意されています。もちろん、各種項目は自由に編集できます。
さらに今回はGPXデータのルートをインポートしたところ、以下の2つのページが追加で確認できました。
「上昇距離の概要」ページでは現在地(上記画像は左端)からこの後、どのような勾配が待ち構えているのか、直感的に確認できます。これ、普通にマラソン大会などロードを走るときにも欲しい機能です。
ちなみにAmazfit T-Rex Ultra 2では新しい高度アルゴリズムが採用され、より正確な標高データと高速なキャリブレーション(校正)ができるようになっているとのことです。
ワークアウト中のボイスメモ
Amazfit Active 3 Premiumで初めて搭載された機能が当モデルでも使えます。
ワークアウト中に左下ボタンを長押しすると、その場でボイスメモを録音でき、ワークアウト後はアプリで録音データを聞いたり、自動文字起こしされたテキストを確認できます。
個人的にはCOROSのように、マップ上で録音した位置を確認できるようになるといいなと思います。今後のアップデートに期待。
その他の機能
- -30℃の低温動作モード
- グローブモード
- ナイトビジョンモード(ナイトビジョンゴーグル使用時でもはっきり視認できる)
標高の精度
京都府の低山・仏徳山(標高131m〜132m)のピークで確認したことろ134mでした。

Amazfit T-Rex Ultra 2は気圧センサーによって高度を測定しているため、日によっては数十mの差異が出ることはあるものの、非常に正確な数値を測定できていました。
実際に山道を走って感じたこと
山道なので直射日光下ではなかったものの、ディスプレイの「見やすさ」は抜群でした。明るさもさることながら発色が良いという印象が強く、特にナビ画面などカラー画面は直感的に視認できました。

ナビゲーション機能はかなり信頼できました。今回は初めて走るルートだったので目の前のコース把握に精一杯でウォッチに目をやっている余裕もなく、右左折のポイントを知らせてくれるバイブレーションは頼りになりました。
あと改めて感じたのが、ウォッチ上で位置情報を確認できる便利さです。
「Yamapなどのスマホアプリがあれば十分じゃない?」筆者も最初はそう思っていましたが考え方は変わりました。
トレランでは転倒の危険がある足場の良くない場所を走ることがあります。そんなところでルート確認のために片手にスマホを持ちながら走るのは非現実的ですし、都度、スマホをポーチなどに出し入れするのも面倒です。
やはり山の中を走る時は両手をしっかりと空けておくと安心でき、そのためにはウォッチでルートを確認できることが重要だと気づかされました。
ランニングウォッチとしてのレビュー
一市民ランナーがランニングウォッチとしてAmazfit T-Rex Ultra 2を使用して感じたこと、取得データなどを共有します。
日中の視認性

左:Amazfit Active 3 Premium / 右:Amazfit T-Rex Ultra 2
Amazfit T-Rex Ultra 2は、他のAmazfit製品と同様にランニング中は輝度最大、常時表示設定にしていても、強制的に消灯し(最低輝度に下がり)ます。
最低輝度に下がると、直射日光下では何も見えず、視認するためには都度、画面を点灯させる必要があります。
点灯の速度をAmazfit Active 3 Premium と比較した様子がこちら。
両モデルで大きな差異はなく、他のAmazfit製品と比べて特別に良いわけでもありません。両モデルとも「じわっと」点灯するタイプで、キビキビ感ではAmazfit Active Maxに劣るように感じます。
ただ点灯の速度や感度は静止しているときと動いている(走っているとき)とき、またユーザーの腕の角度などの環境で変わるため、あくまで参考程度にしてください。
確実に画面を点灯させたいときは画面タッチ、または左上下ボタンの押下を使うのも方法です。
また最大輝度3,000nitは他メーカーのモデルを含めてトップレベルです。真夏の直射日光下でも十分な視認性が期待できます。
ワークアウト画面
他のモデルと同様に、トレーニング画面に表示させる項目の個数や項目を任意に変更できます。
Amazfit T-Rex Ultra 2は「4項目表示」が2種類あり、中央部分に大きなサイズで配置できるレイアウトがあります。また「1項目表示」は鬼のようにデカいです。
- 4項目表示①
- 4項目表示②
- 1項目表示
またAmazfit T-Rex Ultra 2独自のワークアウト指標(屋外ランニング時)として以下の3点が追加されています。
- 勾配補正距離
- 勾配補正ペース
- 平均勾配補正ペース
GPS精度
Amazfit T-Rex Ultra 2は2周波(デュアルバンド)の6衛星測位に対応しています。
シングルバンド・5衛星測位に対応しているAmazfit Active 3 Premiumと併用してロードを走ったときの記録は以下のとおり。空が開けているルートであれば、ほとんど差はありませんでした。
| ①Amazfit T-Rex Ultra 2 | ② Amazfit Active 3 Premium | ① – ② ( (① – ②)/ ② ) | |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 12.54km (デュアルバンド) | 12.53km (シングルバンド) | +0.01km (+0.07%) |
| 2回目 | 5.56km (デュアルバンド) | 5.55km (シングルバンド) | +0.01km (+0.18%) |
| 3回目 | 3.31km (デュアルバンド) | 3.28km (シングルバンド) | +0.03km (+0.91%) |
※ Amazfit T-Rex Ultra 2 のGPS設定=「精度(デュアルバンド、すべての衛星を使用、精度優先)」
※いずれの機種も3Dデータモード=オン(実際のルートの2次元の距離と高度、鉛直高さの変化で移動距離を正確に計算する機能)
また、空の見通しが良くない登山道を走ったときの軌跡の一部を共有します。あくまで特定の場所の1サンプルです。
- Amazfit T-Rex Ultra 2
- Amazfit Active 3 Premium
ただ先述のとおり空の見通しが悪い山中ではシングルバンドのAmazfit Active 3 Premiumの挙動が怪しい場面がありました。安定性を重視するならマルチバンドモデルを選んでおいた方が後悔しないでしょう。
運動中の心拍センサーの精度
Amazfit T-Rex Ultra 2のヘルスモニタリングセンサーはBioTracker™ 6.0(5Photo Diode+2LED)です。スペック的にはAmazfit Balance 2、Amazfit Active 3 Premiumなど、近年のAmazfit製品と同じものだと思われます。
3月の気温一桁台では筆者の手首ではどんなウォッチでも正確な記録ができないため、Amazfit T-Rex Ultra 2を上腕に巻き付け、胸に装着する心拍センサー(Coospo H6)と比較した結果が以下のとおりです。
▼3月上旬、スタート時の外気温=9℃

序盤で少し跳ね上がった箇所以外は、かなり正確に胸のセンサーに追従できていることがわかります。
心拍センサーとしての精度は他のAmazfit製品同様に高そうです。ただし、Amazfit T-Rex Ultra 2は筐体が大きく重量があるため、手首で測定する際はしっかりと固定しないと数値がブレる可能性があります。
記録できる内容(Amazfit Active 3 Premiumと比較)

以下はランニングで計測できる項目と、約12.5km走ったときの測定記録です。
| 項目名 | Amazfit T-Rex Ultra 2 | Amazfit Active 3 Premium |
|---|---|---|
| 距離 | 12.54 km | 12.53 km |
| 勾配補正距離 | 12.84 km | |
| エクササイズ時間 | 59:14 | 59:14 |
| 一時停止時間 | 01:09 | 01:09 |
| 平均ペース | 04’43” | 04’43” |
| 平均勾配補正ペース | 04’36” | |
| ベストペース | 02’48” | 02’48” |
| 平均心拍数 | 147 bpm | 148 bpm |
| 最大心拍数 | 160 bpm | 166 bpm |
| 最小心拍数 | 94 bpm | 102 bpm |
| カロリー消費 | 607 kcal | 593 kcal |
| 平均歩行頻度 | 179 spm | 179 spm |
| 歩く最大頻度 | 212 spm | 230 spm |
| 歩数 | 10,593 | 10,606 |
| 平均歩幅 | 118 cm | 118 cm |
| 平均垂直レシオ | 4.7% | 4.9% |
| 平均垂直振動 | 5.4 cm | 5.6 cm |
| 平均接地時間 | 237 ms | 229 ms |
| トレーニング効果 | 有酸素 3.7 無酸素 0.1 | 有酸素 3.7 無酸素 2.2 |
| ワークアウト負荷 | 178 | 182 |
| VO2 MAX | 59 | 60 |
| 最高標高 | 150 m | 142 m |
| 最低標高 | 27 m | 11 m |
| 平均標高 | 72 m | 61 m |
| 獲得標高 上り | 198 m | 194 m |
| 獲得標高 下り | 184 m | 179 m |
| 平均勾配 | 1% | 1% |
| 平均パワー | 217 w | 243 w |
| 最大パワー | 349 w | 419 w |
| 気温 | 7℃ | 7℃ |
| 湿度 | 76% | 76% |
| 風 | 北西12km/h | 北西12km/h |
| その他記録項目 | ・心拍ゾーン ・リアルタイムパフォーマンス ・勾配分布 ・標高校正機能 (ルート情報から高度を校正) ・ワークアウトメモ (運動中のボイスメモ) | ・心拍ゾーン ・リアルタイムパフォーマンス ・勾配分布 ・標高校正機能 (ルート情報から高度を校正) ・ワークアウトメモ (運動中のボイスメモ) |
Amazfit T-Rex Ultra 2のみが測定できる項目は「勾配補正距離」「平均勾配補正ペース」の勾配系の2つの指標です。正直なところ、ランナーにとってはそこまで重要な指標ではありません。
ランニングウォッチとしての操作感・使用感
ロードを走るだけなら、敢えてAmazfit T-Rex Ultra 2を選ぶ理由は少ないです。
ランニングに特化したウォッチは本体だけで30g台など軽量なものもあり、2倍以上あるAmazfit T-Rex Ultra 2の重さは無視できません。
サブ3市民ランナーレベルでは重さがパフォーマンスに影響するような事はありませんが、ウォッチをしっかり固定しようと強めにベルトを締め手首が痛くなったりするなどデメリットも予想されます。
一方で
- ボタンだけで操作できること
- ディスプレイが圧倒的に大きいこと
- 他のモデルにはないワークアウト画面の構成があること
- バイブレーションが他のモデルと比べて強めなこと
といった点はランナー目線でも大きなメリットだと感じました。ウルトラなどの長距離ランナー、山の中に入ることが多くウォッチを1つに絞りたいトレイルランナーなどは、「最上位モデル」を買っておくことで後悔する事はないでしょう。
他のAmazfit製品も含め、ランナーにとって重要な指標をまとめました。ご自身にとって最適なモデルを選ぶ参考にしてください。
| 画面サイズ 最大輝度 | ボタン数 ボタン操作可否 | 衛星 | 単体 ルート 作成 | バッテリー容量 高GPS連続 | |
|---|---|---|---|---|---|
| Amazfit T-Rex Ultra2 | 1.5inch 最大3,000nit | 4 可能 | デュアル 6衛星 | ◯ | 870mAh 最大50時間 |
| Amazfit T-Rex 3 Pro (48mm) | 1.5inch 最大3,000nit | 4 可能 | デュアル 6衛星 | ◯ | 700mAh 最大38時間 |
| Amazfit T-Rex 3 Pro (44mm) | 1.32inch 最大3,000nit | 4 可能 | デュアル 6衛星 | ◯ | 500mAh 最大26時間 |
| Amazfit Balance 2 | 1.5inch 最大2,000nit | 2 ボタンモードで可 | デュアル 6衛星 | ー | 658mAh 最大33時間 |
| Amazfit Active 3 Premium | 1.32inch 最大3,000nit | 2 可能 | シングル 5衛星 | ◯ | 365mAh 最大24時間 |
| Amazfit Active Max | 1.5inch 最大3,000nit | 2 不可 | シングル 5衛星 | ー | 658mAh ー |
新しい世界が開ける最強冒険ウォッチ

==この記事のまとめ==
- Amazfit T-Rex Ultra 2のメリットをまとめると?
- Amazfitの最上スペックのアウトドアモデル
- グレード5チタンボディ、MIL規格に準拠したタフネスモデル
- オフラインマップがプリインストール(等高線は別途要ダウンロード)
- バッテリー容量は高精度GPSで最大50時間と宿泊を伴うアクティビティでも余裕
- Amazfit T-Rex Ultra 2の登山(トレラン)ウォッチとしての性能は
- GPXデータを取り込んだルートナビの安定感は◎
- かなり細かい指示で初めて走る山の中でも迷わず走り切れた
- 発色が良く、最大3,000nitの明るさで視認性は問題ない
- Amazfit T-Rex Ultra 2はどんな人におすすめ?
- 宿泊を伴う登山を行うハイカー
- 登山、ロングトレイル、ダイビングなど、過酷な環境化でのアウトドアを行うアスリート・冒険家
- ランナー目線ではウルトラやトレイルランナーでウォッチを1つにまとめたい人
- Amazfit T-Rex Ultra 2の改善希望点は
- さすがに少し重く、手首が細めな人は手首が痛くなることも
- ワークアウト中のボイスメモがマップ上に表示されると良い
本格的な登山やダイビングなど、プロ水準のアドベンチャーユースを想定した最上位モデル「Amazfit T-Rex Ultra 2」。
一市民ランナーが購入するには少しハードルが高いモデルですし、ロードを走るだけなら、もっと相応しいモデルはあります。
しかし筆者は今回の使用の機会を通して、一人では不安で入れなかった山中へと一歩を踏み出せました。初めての山中を走っているとき、まさに子どもの頃のようなワクワク感に満ちていました。
同社としてはこれまでなかったハイエンド級の価格帯に足を踏み入れました。今後、Amazfitが他のスマートウォッチ、アクティビティウォッチと肩を並べていくための正当なステップです(と言っても、他メーカーの同等機能モデルよりはだいぶ安い)。
Amazfit T-Rex 3 Proのスペックでは他のメーカーと比べて少し見劣りすると感じていた各分野のプロレベルの方から、ロードからの次のステップとして山の中に入ってみたいランナーなど、今よりもアクティブに生きる動機づけとして最高級モデルを手にしてみてはいかがでしょうか。
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