在宅でお仕事される方が増えたことで、電動昇降机「FLEXISPOT」への注目が高まっています。
2019年4月に僕が買ったときの記事からも、多くの方にFLEXISPOTを購入していただきました。
ただFlexiSpotって、とにかく種類が多くてわかりづらい……。
そこで2022年最新のFLEXISPOTのラインナップの違いを、サクッと紹介して、約3年間使った自分がとくに重視したいポイントとおすすめモデルをお伝えします。
2022最新 FLEXISPOTシリーズ一覧
最新のFLEXISPOTの脚はざっくり、エントリーモデル3機種とハイグレードモデル4機種に分けられます(基準は僕)。
- エントリーモデル
H1・EG1・EF1 - ハイグレードモデル
EJ2・E7・E7Pro・E8
まずは、それぞれのスペックシートを載せておきますね。
【エントリーモデル】
H1 | EG1 | EF1 | |
---|---|---|---|
モーター | なし | シングル (昇降スピード 25mm/s) |
|
耐荷重 | 70kg | 70kg | |
脚重量 | 30kg | 21.1kg | 22.1kg |
対応天板 | 幅:100-160cm 奥行:50-80cm 厚さ:2cm以上 |
幅:100-160cm 奥行:50-80cm 厚さ:2cm以上 |
|
昇降範囲 | 71-121cm | 71-121cm | |
パネル | 手回し | 押しボタン | |
機能 | ー | メモリ | |
障害物検知 | ー | ◯ | |
脚段階 | 2段 逆ピラミッド |
2段 逆ピラミッド |
|
価格(参考) | 公式 19,800円 ![]() |
Amazon 25,300円 |
Amazon 28,600円 |
【ハイグレードモデル】
EJ2 (2.0) |
E7 | E7 Pro | E8 | |
---|---|---|---|---|
モーター | デュアル (昇降スピード38mm/s) |
|||
耐荷重 | 100kg | 125kg | 100kg | 125kg |
本体重量 | 35.6kg | 36.8kg | 36kg | |
対応天板 サイズ |
幅:120-200cm 奥行:60-80cm 厚さ:2cm以上 |
幅:120-210cm 奥行:60-80cm 厚さ:2cm以上 |
幅:120-200cm 奥行:60-80cm 厚さ:2cm以上 |
|
昇降範囲 | 69〜118cm | 58〜123cm | 60〜125cm | 62〜127cm |
パネル | タッチボタン | |||
機能 | メモリ ロック |
USB メモリ ロック |
||
障害物検知 | ◯ | |||
脚段階 | 2段 ピラミッド |
3段 ピラミッド |
3段 ピラミッド |
3段 ピラミッド |
価格 (参考) |
公式 39,600円 |
Amazon 51,700円 |
公式 55,000円 ![]() |
公式 60,500円 ![]() |
※E7L という脚もありますが、L字デスク用で特殊なので、ここでは検討対象に含めてません。
公式サイト 取り扱い履歴
- EJ2 2.0取り扱い開始(2022年3月)
- E8 脚単体で取り扱い開始(2022年1月頃)
- E7L 取り扱い開始(2022年1月頃)
- H2 取り扱い終了(2022年1月頃)
- EB2 取り扱い終了(2021年9月頃)
- E2AL 取り扱い終了(2021年9月頃)
- E3 取り扱い終了(2021年7月頃)
- E2AL 取り扱い終了(2021年5月頃)
- EB2 取り扱い開始 数量限定(2021年5月頃)
まず、最安のH1は、手回しのハンドルを使って昇降するタイプです。
手回しハンドルでは面倒で昇降しなくなることが目に見えていますし、多くの方は最初から選択肢に入れてないと思うので、ここでは検討しません。
ということで、少なくともEG1より上のランクの商品から選ぶようにした方がいいでしょう。
セット販売のみの脚もある
FLEXISPOTの基本的なシリーズは上記の通りですが、天板とセットでのみ販売されている企画商品的なものもあります。
どれもちょっとキワモノ感がある商品たちで、ここで紹介するとややこしくなってしまうので、気になる方は公式サイトのセット商品一覧ページ でチェックしてください。
天板とのセット販売のみ
どこを見ればいいのか?チェックポイント3つ
いきなりスペックを並べられただけでは、どこを見たら良いかわからないと思うので、FLEXISPOTを約3年使って感じることも踏まえながら、優先度の高いポイントを3つだけ挙げていきますね。
①メモリ機能の有無
メモリ機能とは、高さを記憶させることができる機能です。
ボタンワンタッチで、「いつもの高さ」まで上げることができます。
一番下位モデルのEG1以外はメモリ機能が付いています。
ちなみに、僕はメモリ機能がないEG1モデルの前身モデルを使ってますが、メモリ機能はあった方が良かったなと思っています。
いま特に困っているわけではないですが、EG1だと机が上がり切るまでの▲ボタンを押し続ける必要があります↓↓
(ボタンが机から取れてるの気にしないでください)
また、メモリ機能がないと、毎回同じ高さで止められるわけではないので、だいたいこんなところかな〜、という感じで日によって高さがまちまちになります。
メモリ機能なしのEG1と、メモリ機能ありのEF1の差額は3,000円程度なので、今から買うなら「メモリ機能あり」を選ぶと思います。
②対応天板サイズ
天板のサイズは仕事のパフォーマンスにわりと直結します。
スペースに余裕があるなら広いに越したことがない、というのが僕の考え方です。僕は幅140cmの天板(ニトリ)を使ってます。
2mなどのかなり広めな天板を使おうと思っている人は、それに対応した機種を選ぶ必要があります。
また、天板サイズは奥行きも重要になりますが、どれも最大80cmまで対応しているので、そこまで気にしなくても大丈夫です。
③昇降範囲
昇降デスクを買う場合、昇降できる範囲が自分の身体に合っている必要があります。
公式サイトでは、自分の身長を入れると最適な高さを教えてくれるページがあるので、まずは自分に必要な昇降範囲を知りましょう。
ちなみに、日本人男性25〜29歳の平均身長は172.02cm(文部科学省令和元年度体力・運動能力調査)。173cmと入力してみると、以下のような結果になります。
引用元:https://flexispot.jp/heighttool
同じく日本人女性25〜29歳の平均身長は158.82cm。160cmで入力してみると。
引用元:https://flexispot.jp/heighttool
ご覧のとおり、公式サイトが提案する「最適なサイズ」で選ぼうとすると、平均的な身長の場合は60cm台から対応しているものを選ぶ必要があります。
ただそうなると、選べるのが高価な3機種(E7、E7 Pro、E8)に絞られてしまいます……。
そもそも、公式の情報を真に受けるとなると、71cm〜対応のモデルでは身長188cm以上の人用になってしまう……。
僕は71cm〜対応のものを購入して、椅子の高さとフットマットを利用することで対応しています。
話は逸れますが、フットマットがあると本当に身体が楽ちんなので、全ての在宅ワーカーの皆さんは、安いものでいいので導入されることをおすすめします。
僕は以下のものを使ってます。
その他の機能はそこまで優先度高くない
その他の機能もザッと見ておきましょう。個人的には優先度が低い項目です。
モーター(昇降速度)
シングルだと25mm/s、デュアルだと38mm/s。
1.5倍速くなったところで、恩恵は少なそうです。また、デュアルモーターになると、駆動音は大きくなります。
耐荷重
最近のPCディスプレイは1枚せいぜい6〜8kg程度、天板も重くて20kgもいかないでしょうから、そこまで気にする必要ないかと思います。
パネル
引用元:https://flexispot.jp/
押しボタン式とタッチボタン式がありますが、完全に好みです。
廉価モデルは押しボタン式だけですが、個人的にはまったくこだわりません。
アラーム・障害物検知
アラームは特定の時間が経つと教えてくれて、体勢の変更を促してくれるものですが、あえてデスクにその機能が付いている必要はないと思います。
障害物があったときに自動で停止する検知機能は便利そうですが、優先度は低め。
ただ、足元に引き出しを置かれる方は、検知機能が付いていた方が安心かと思います。
結論:個人的なオススメはこれ
EG1の旧モデルを3年使った僕が、今から買うなら…EF1を買います!
引用元:https://flexispot.jp/
- メモリ機能がある中では最安
(28,600円 ※脚だけの価格) - 安いわりに障害物検知もある
- シングルモーターで十分
(メモリ機能があるので、昇降速度はこだわらなくてもいい)
個人的には、いわゆる「コスパモデル」のEF1が一番狙い目だと判断しました。
その他のモデルがおすすめな人も一応触れておくと、
という感じです。
Amazon、楽天、公式。タイミングで安く買える場所は異なる
基本的な価格はどこでもほとんど変わらないようです。
ただしAmazonや楽天のタイムセール時は安くなったり、公式サイトではキャンペーンやクーポンがあったりするんで、購入前にはそれぞれ覗いてみることをおすすめします。
ちなみに僕はAmazonで買いました。
以上、FLEXISPOT選びの脚・シリーズ選びに迷った人の参考になればうれしいです^^
純正天板の種類もまとめたので、よろしければ参考にしてください。
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