以前から気になっていた格安のメカニカルキーボード「AJAZZ AK680」の茶軸を購入しました。
実際に使用してみて感じたことを共有します。
==この記事の結論==
茶軸の打鍵音は想像よりも大きめで、出先で使うという目的には合致しなかった。外で使いたいなら赤軸一択。
ホットスワップには対応しているがキースイッチの取り外し、取り付けは固く、他のキースイッチは装着できないこともある。リマップツールはWindowsのみ対応。サイズ感やフォルムはかわいく、愛着が湧く。
AJAZZ AK680のスペック
AJAZZ AK680 | |
---|---|
発売日 (Amazon取り扱い開始) | 2024年4月 |
サイズ (縦×横×厚み mm) | 100×310×190 |
重量 | 460g(実測437g) |
対応OS (メーカーが保証) | Windows / macOS / Linux / iPad OS / Android |
同時接続台数 | 1台 |
キー種類 | メカニカル |
軸 | 赤 / 青 / 茶 |
ホットスワップ | 対応 |
接続 | ・USB TYPE-C |
キー配列 / キー数 | 70%配列 / 68キー |
バッテリー | ー |
充電ポート | ー |
その他 | ・ソフトウェア対応(Winのみ) |
参考価格 (Amazon) | 3,550円 |
当方の環境と購入した動機
筆者の使用環境は以下の通り。
- 自宅では分割キーボードの7s Proを使用
- Macに外付け
- 非エンジニア。記事執筆、事務作業がメイン
- 外出時に気軽に持ち出せるメカニカルキーボードが欲しかった
- セール時に約3,000円だった
- 以前にもAJAZZのキーボードは使ったことがあり信頼できた
AJAZZ AK680の特徴・使ってわかったこと
以下、重要度が高いと感じた順にお伝えしていきます。
茶軸は音がデカイ
今回、持ち出し用に購入しましたが、想像してよりもずっと打鍵音が大きかったです。
今回購入したのは茶軸。少なくともこの音だと外で使うには躊躇するレベルです。図書館はコワーキングスペースなどでの利用は絶対にムリ。ある程度騒がしいカフェであっても、使うのを躊躇するレベル感です。
ちなみに今回採用されている茶軸キーの作動点・アクチュエーションポイントは2.0±0.6mmとのこと。
茶軸 | 赤軸 | 青軸 | |
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キーストローク | 4.0±0.4mm | 4.0±0.4mm | 4.0±0.4mm |
作動点・ アクチュエーションポイント | 2.0±0.6mm | 2.0±0.6mm | 2.0±0.6mm |
押下圧 | 45g±10gf | 45g±10gf | 45g±10gf |
底まで押し込むのに 必要な押下圧 | 55g±10gf | 60g±10gf | 60g±10gf |
底打ちしなくてもキーは反応するため、音を抑えてタイピングすることを意識すれば、カフェくらいであれば使えるかもしれません。
茶軸の打鍵感は想像していたよりも軽く、小気味よくタイピングできます。個人的にはもう少し押下圧が重くても良かったかな、という印象です。それ以上に3,000円そこそこのメカニカルキーボードで気持ちよくタイピングできることに驚いています。
ホットスワップには対応しているが相性がある
キースイッチの変更は可能ですが、まず、スイッチが固く抜き取るのも一苦労です。
また手元にあったCherry MXの静音赤軸には交換できませんでした(力付くで装着するとピンが折れました)。装着できるスイッチには相性があるみたいです。
接続の度にバックライトがオンになる
個人的にはバックライトはオフにしています。キーボードを有線で接続する度にバックライトが点いてしまうので、Fn+↓を何度か押下してオフにしなければいけないのが、若干面倒です。
リマップできるソフトウェアはWindowsのみ対応
リマップやバックライトの設定が可能なAJAZZのソフトウェアがあるようですがMacには対応していません。
レイアウトに関する所感は
- Fnの位置が個人的には好きじゃない
- Macの場合、OptionとCommandがテレコになっている(Macのシステム設定で変更できる)
右Shiftキーのさらに右側に1Uのキー(↑)がある、HHKBライクなキー配置です。この配置を見ると、なおさらリマップしたくなります……。
細長いフォルムがかわいい
絶妙なサイズ感がかわいいです。70%配列は初めて使用しましたが、ほとんど60%配列と同じ感覚で取り回せます。60%レイアウトと比較すると最右が一列多いです。これにより細長くなり、かわいさがマシているように感じます。
重量は実測で437g。少し厚みはあるものの、持ち運ぶにも現実的なサイズ感です。繰り返しになりますが、持ち運ぶなら赤軸推奨です。
国内で買えるメカニカルキーボードとしては最安水準の「AJAZZ AK680」。こういう「普通に使えてしまう」製品があるからこそ、人は沼にハマっていくのでしょうね。3,000円なんて、ほぼタダのようなものですから?
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