TRUEFREE O2 レビュー|格安のオープンイヤー・マルチポイント対応モデル

TRUEFREE O2 gadget
景品表示法に関する記載:当記事にはアフィリエイト広告が含まれています(メディアポリシー)。

2023年に耳に掛けるオープンイヤー型としては破格の安さで発売された「TRUEFREE O1」。その後継モデル「TRUEFREE O2」が2024年7月に発売されました。

「TRUEFREE」はあの大手ブランド「SOUNDPEATS」の姉妹ブランドです。今作はメーカーさまから商品をご提供いただきました。

マルチポイント専門家?、サブ3の市民ランナーの視点で、使用感を共有いたします。

当記事はメーカー様より製品を提供いただき、レビューしていますが、執筆にかかわる報酬はいただいておりません。

==この記事の結論==

セール時には5,000円台で購入できるオープンイヤータイプとしては最安水準のワイヤレスイヤホン。

前作からバッテリーの持続時間が短くなっているものの、軽量、コンパクト化されたことで装着感が大きく改善。

✅ TRUEFREE O2の長所

  • 本体・ケースが軽量化、コンパクトになり、装着感がアップ
  • マルチポイントの接続性は優秀

🤔 TRUEFREE O2の短所

  • バッテリー持続時間は減少(それでも単体6.5時間と十分)
  • 装着感を細かく調整できず、イヤホンの性能を最大限に引き出せるかは人(耳の形)のよる

1億曲が聴き放題、HD音質、空間オーディオも楽しめるamazon music UNLIMITEDが1ヶ月無料で利用できます!!

新しいイヤホンと合わせて、ぜひ!

\無料お試しだけでもOK/

無料で試してみる!

TRUEFREE O2のスペック

TRUEFREE O2

タイプオープンイヤー型ANC
カラー・グレーオレンジ外部音取込
重量・片耳 約8g
・ケース+イヤホン 約71g
装着検出
連続再生・単体:6.5時間
・ケース込合計:22時間
片耳
充電時間・充電ケース 約120分ワイヤレス
充電
充電コネクタUSB Type-C専用アプリ
防水IPX5低遅延
(78ms)
対応
コーデック
SBC / AAC価格6,680円
Bluetooth5.3その他

スペックシートを見た段階で感じたメリデメは以下。

  • メリット
    IPX5、オープンイヤー型としては安価な価格
  • デメリット
    対応コーデックはAACまで、TWSとしての機能は少ない

TRUEFREE O2 実機レビュー

TRUEFREE O2

こちらがTRUEFREE O2のケース。前作は初見でケースの大きさに若干引きましたが、今作は持ち運びも現実的なサイズになりました(横約9cm×縦約5.5cm×高さ約2.5cm、重さ約71g(イヤホン込))。

その分、バッテリー持ちは前作の最大45時間(ケース込み)→最大22時間(同)と半減しています。ただバッテリーを犠牲にしてでも、持ち運べる大きさになったのは改良と言えます。

角度によってキラキラと光る装飾が施されたケース。表面は布地っぽく、どことなく平成レトロ感があります。

TRUEFREE O2

TRUEFREE O2

TRUEFREE O2

本体で前作と大きく異なるのが、耳の後ろの部分がめちゃくちゃスマートになったこと。重量も片耳11gから8gに軽量化されています。

▼前作と今作の対比

TRUEFREE O1

TRUEFREE O1

TRUEFREE O2

TRUEFREE O2

かなり小さくなったことで、その分、イヤホン単体のバッテリー持ちも最大10時間→6.5時間に減っています。

さらにシリコン素材の耳に引っ掛ける部分が、めちゃくちゃ細くなっています。博多ラーメンくらい?細いです。折れ曲がってしまうんじゃないかと不安になるくらいですが、正しく使う分には問題ないはず。

2024年9月現在、カラーはグレーオレンジの一色のみ。

説明書

日本語部分のみ共有します。

装着感

TRUEFREE O2

見た目の時点でわかりましたが格段に軽くなっています。これだったらメガネを掛けるかのごとく、何時間でもかけていられそうです。

前作は装着したあとにクイッと後ろの部分を固定する必要がありましたが、今作は本当に「かけるだけ」。

▼前作の装着の様子

▼今作の装着の様子

わかりづらいかもしれませんが、装着するとイヤホンは中に浮いたような状態になり、人によってはこの感覚が気持ち悪く不安定に感じるかもしれません。

▼以下2つ目の動画を参照

首を横に振ると揺れますが(普段の生活でそんなシーンはない)、縦に振ったときは揺れません。後述しますが、ランニング時には、まったく揺れは気になりませんでした。

操作性

左右の本体の「TRUEFREE」と記載された辺りがセンサーになっています。筆者のように本体が浮いた状態になる人は、タップに慣れが必要。

デフォルトでは以下のコマンドが割り当てられています。アプリでカスタマイズできます。

【ステレオ(両耳)使用時】

操作
・音量−1タップ・音量+
・再生/一時停止
・通話応答/終話
2タップ・再生/一時停止
・通話応答/終話
・ゲーミングモード3タップ・音声アシスト
・曲戻し
・通話拒否
・電源オン
1.5秒長押し・曲送り
・通話拒否
・電源オン
・電源オフ6秒長押し・電源オフ

モノラル(片耳)使用時も、左右、それぞれのコマンドがそのまま踏襲されます。

ケースに戻さなくてもイヤホンのみ電源を切れるのは良きです。これでケースを持たずに外出できます。

端末単体でのペアリングモードへの移行はできません。

また「connect」「disconnected」などのアナウンスや、操作音がわりと大きいので、第三者がいる静かな環境で使う際は気を使った方が良いでしょう。

※TRUEFREE O2には定向性伝音技術が採用されており、音漏れを効果的に低減できるとのこと。静かな環境で確認したところ、2m程度離れた人には、音量を20〜30%くらいまで上げると、音が鳴っていることが伝わります。

あと、一度だけ充電ケースに戻しても電源がオフにならず、接続され続けていたことがありました。電源ケースに戻したとき、緑色のランプが1回白色に点滅することを確認するクセをつけた方が良さそうです。

バッテリー持続時間

公称値は以下のとおり。

  • イヤホン単体 6.5時間
  • ケース込み 22時間

充電左右100%の状態から、音量40%程度で1時間、MacにてYouTubeのBGMを流したところ、左右いずれも90%の残容量を確認できました。

極端に音量を上げなければ、公称値、それ以上のバッテリー持ちが期待できます。ほとんどの人にはこれで十分。本当に前作からバッテリーを小さくしたことは良い判断だったと思います。

音量の段階

  • iPhone:0〜16段階(端末操作では0〜16)
  • Android:0〜16段階(端末操作では0〜30)
    ※Xperia 5 IV

アプリ

アプリでできることは以下のとおり。

  • タッチコントロールの無効化
  • ゲームモードオン・オフ
  • 操作カスタマイズ
  • イコライザー設定(カスタム含む)
  • 聴覚テスト
  • ファームウェアの更新
  • 各種環境音の再生

遅延

YouTube視聴はそこまで気にならない、動画編集は難しい、という感じです。ゲームモードでは78msに遅延を低減できます。

音質

今作はバイオセルロース複合振動板を採用した15mmダイナミックドライバー、低音強化アルゴリズムが搭載されています。

オープンイヤー型なので本格的な音楽視聴には向かないという前提で感じたことは、

  • 開放感、反響を得られる
  • 量感の多い低音は迫力があり、全体的な輪郭がマイルドに

ということ。というか、このイヤホンはその人の装着状態(イヤホンが固定される場所)によって、音楽体験が大きく変わりそうです。

例えば筆者のように、耳の穴から少し離れた位置にイヤホンの音の出口がくる人は、低音が耳に届くまでに減退してしまい、また環境によっては十分な音量を得られない可能性があります。

マイクの音質は以下のとおり。

接続・マルチポイントの挙動

マルチポイント接続に関する挙動は以下のとおり。

操作挙動
端末側からペアリングモードへ移行できない
・2つの端末との接続を解除する
・ケースに入れ、蓋を開けた状態でケースのボタンを3秒長押し
電源オン時の挙動前回、電源をオフにしたときに接続されていた
端末(最大2台)に自動で接続
通信圏外に移動して接続解除
→再び通信圏内に戻ったとき
自動で接続される
A再生中に停止
→続けざまにBを再生
1、2秒で切り替わる
かなり優秀
A再生時にBを再生Aの再生が停止し、Bの音声が出力される(上書き可能)
めちゃくちゃ優秀
A再生時にBが着信Aの再生が停止し、Bが鳴動
→通話終了後にAの音声に自動で復帰する
※ただしMac再生中→iPhone着信で着信音が鳴らないことあり
A再生時にBが通知Aの再生が止まり、Bの通知音が鳴る
→その後、Aの再生に復帰する
※iPhoneでYouTubeを視聴時にMacに通知したときに挙動
※アプリ、サービス、環境によって異なる
A・B接続時に、登録済み端末C
のBluetooth設定から選択
上書き接続できない
AまたはB、いずれかの接続を解除する必要あり
マルチポイント接続時のコーデックAACでの接続を確認
(Xperia 5 IV)

マルチポイントの接続、安定感については、低価格ながら非常に優秀だと感じました。

ただし個人的に期待していた2台の枠が埋まっているときの、3台目端末側からの上書き接続には対応しておらず。私が知る限り、SOUNDPEATS社の製品は上書き接続には対応していないので、今後の仕様変更に期待しています。


TRUEFREE O2のランニングでの使用

TRUEFREE O2

市民ランナーの筆者としては、そのイヤホンの使用頻度はランニング時の快適さにかかっています。

今回、TRUEFREE O2を装着して17km・1時間20分のランニングを2回行って感じたことは以下のとおり。

良かった点

  • 揺れは全く気にならない
  • イヤホンが浮いているので、汗が垂れてきても不快感がない
  • 本機、メガネ、マスクを併用できる

微妙だった点

  • 幹線道路沿いは車の走行音に完全に負けてしまう(車が5〜10m横を通るとほとんど何も聞こえない)
  • 4分/km以上のペースに上げると、風切り音で、音が聞きづらい(冬など風が強いと聞きづらいかも)

その人の耳の形、装着感によって変わりますが、筆者のようにイヤホンが少し離れた位置に固定される人は、音量が負けてしまう可能性があります(特にラジオ、ポッドキャストなどの音声コンテンツ)。

これらのメリット/デメリットを考慮すると、このイヤホンの良さを最大限に活かせるランニング環境は

  • 公園や河川敷、トラックなど、車が走らないところ
  • 4分/kmくらいまでのスピードでの走行
  • 汗をかきやすく、比較的風が少ない夏場

なのかな、と感じます。

TRUEFREE O2とTRUEFREE O1(前モデル)の比較

TRUEFREE O2TRUEFREE O1
TRUEFREE O2TRUEFREE O1
タイプオープンイヤー型オープンイヤー型
カラー・グレーオレンジ・ブラック
重量・片耳 約8g
・ケース+イヤホン 約71g
・片耳 11g
・ケース込 約103g
連続再生・単体:6.5時間
・ケース込合計:22時間
・単体:最大10時間
・ケース込:最大45時間
充電時間・充電ケース 約120分・最大2時間
充電コネクタUSB Type-CUSB Type-C
防水IPX5IPX4
対応
コーデック
SBC / AACSBC / AAC
Bluetooth5.35.3
TRUEFREE O2TRUEFREE O1
TRUEFREE O2TRUEFREE O1
ドライバ15mm径
ダイナミックドライバー
16.2mm径
ダイナミックドライバー
チップ
ANC
外部音取込
装着検出
片耳
ワイヤレス
充電
専用アプリ
低遅延
(78ms)

(60ms)
価格6,680円5,380円
発売2024年7月2023年5月
その他・装着感が大幅に改善

【TRUEFREE O2の長所】

  • 本体、ケースが軽量化
  • IPX5
  • アプリに対応
  • 装着感の改善

【TRUEFREE O1の長所】

  • バッテリー持ちが長い
  • 価格

前作からのスペック的な進化は、防滴等級が上がったこと、アプリに対応したことくらいですが、筐体がフルモデルチェンジしたことで、使用感は大きく改善されています。

個人的にバッテリー持ちへの優先度が高くないなら(とはいっても、これで十分)、少し高くてもTRUEFREE O2を選んでおいた方が幸せになれると思います。

まとめ|前作からスペック以上の進化

TRUEFREE O2

ブランド製品だと比較的高額になりがちなオープンイヤーイヤホンとしては最安水準で購入できるTRUEFREE O2。

前作からのスペック的な進化は少ないものの、バッテリー容量を大きく削ってでも実現した軽量化は、ユーザーのニーズに合った改良だと感じます。

また個人的に重視するマルチポイント接続の安定感はさすがは大手メーカーのサブブランドといったところです。一点、オープンイヤーかつ、細かい装着感を調整できないので、特に音楽視聴においてベストな性能を引き出せるかは、その人の耳のかたち次第なところがあります。

とは言えセールやクーポンを使えば5,000円台で購入できます。比較的気軽に試せるのはありがたいですね。


合わせて参考にして欲しい記事

TRUEFREE O1 自腹レビュー。マルチポイント対応、実売4,000円台のオープンイヤー
spkNote(スピカ・ノート)SOUNDPEATSの姉妹ブランド「TRUEFREE O1」を実機レビュー。SOUNDPEATS RunFreeとの比較も行っています。
TRUEFREE T3 実機レビュー。見た目で侮るな、3,000円台の実力派インナーイヤーワイヤレイヤホン
spkNote(スピカ・ノート)TRUEFREE T3の実機レビュー。クリアな外観が特徴的な3,000円台で購入できるインナーイヤー型イヤホン

コメント

タイトルとURLをコピーしました