TRUEFREE Clip C10レビュー|イヤーカフ型、格安モデルも装着感が期待超え

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イヤーカフ型の完全ワイヤレスイヤホンが市民権を得た2024年。

自分もこれまで数台の製品を使用してきました。今回、2025年3月に発売したエントリー価格帯の「TRUEFREE Clip C10」を提供いただきましたので、その使用感を正直にお伝えいたします。

==この記事の結論==

一番驚いたのはイヤホンの筐体をつなぐワイヤーが細く、装着感が安定していること。物理ボタン、IPX5で運動時との相性もよく、音質も「ながら聞き」であれば、十分なクオリティ。

4,000円台(セール時なら3,000円台)でラフに使えるのも良き。「ラクすぎて、最近ずっと使っている」イヤホンになる可能性がある。

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TRUEFREE Clip C10のスペック

TRUEFREE Clip C10

タイプイヤーカフ型ANC
カラー・ブラック外部音取込
重量・片耳 約5g
・ケース+イヤホン 約43.1g
(実測)
装着検出
連続再生・単体:8時間
・ケース込合計:28時間
片耳
充電時間・10分で1.5時間再生ワイヤレス
充電
充電コネクタUSB Type-C専用アプリ
防水IPX5低遅延
(60ms)
対応
コーデック
SBC / AAC価格4,680円
Bluetooth5.4その他・左右自動識別
・空間オーディオ

スペックシートを見た段階で感じたメリデメは以下。

  • メリット
    価格、IPX5、物理ボタン、左右自動識別
  • デメリット
    対応コーデックはAACまで

TRUEFREE Clip C10 実機レビュー

TRUEFREE Clip C10

カラー展開はブラックの一色のみ。

ケースは「卵の殻のような薄さ」という表現が近く、かなり軽量です。雑に扱うと、割れるかもしれません。

TRUEFREE Clip C10

TRUEFREE Clip C10(左)

Air Pods Proと比べてもコンパクトです。

TRUEFREE Clip C10

こちらが本体。球体の方を耳の穴に入れます。

真っ先に驚いたのが、本体と球体部分をつなぐワイヤーがめちゃくちゃ細いこと。TPU素材と形状記憶合金により、快適さと耐久性のバランスを取っているとのことです。

上の写真のような感じで、一時的に耳から外したときに自立します(写真を撮りやすい笑!)

さらに特筆すべきことに、物理ボタンを搭載しています。手袋をつけているときや、運動時などに便利で、個人的には推しポイントです。

説明書

一部ページを抜粋します。クリックで拡大できます。

 

装着感

TRUEFREE Clip C10

お世辞抜きで、装着感はこれまで使ってきたカフ型の中では、かなり良好な方です。

最近の「イヤーカフ型」の形状はざっくり、継ぎ目のないシームレスな丸みを帯びたタイプ(SOUNDPEATS CCのようなもの)と、この製品のような耳に入れる球体と本体がはっきり分かれているもの、いずれかが主流です。

 

個人的には前者よりも本製品のような「分かれているタイプ」の方が、装着感、安定感は高いと感じています。

おそらく耳の後ろに来る本体部分の大きさや形状が、自分の耳に合っているのだと思います。

そして見た目通り、細い合金の効果もあってか、耳たぶへの負担はほぼありません。初めて使用した日も数時間連続で着用していましたが、痛くはなりませんでした。

操作性

心地よい物理ボタンのクリックで操作できます。

デフォルトでは以下のコマンドが割り当てられています。

【ステレオ(両耳)使用時】

操作
・音量−1クリック・音量+
・再生/一時停止
・通話応答/終話
2クリック・再生/一時停止
・通話応答/終話
・ゲーミングモード3クリック・音声アシスタント
・曲戻し
・通話拒否
・電源オン
1.5秒長押し・曲送り
・通話拒否
・電源オン

デフォルトで一通りの操作ができ、片耳使用時も左右それぞれの操作が踏襲されます。

TRUEFREE Clip C10は誤操作しにくい物理ボタンなので、1タップ(クリック)に再生/一時停止を割り当てても問題なさそうですね。

あと音量設定を1.5秒長押しに割り当てたとき、長押しし続けて音量は上がり(下がり)続けません。1.5秒長押し→1段階上がる(下がる)→1回離す→1.5秒長押し のように面倒なので、割り当てるなら2クリックがおすすめ。

またイヤホンはケースのフタを開けると電源が入ります。逆に言うと、本体をケースに戻しただけでは電源が切れず再生が続き、充電も始まりません。必ず、フタを閉める必要があります。

左右自動判別機能

TRUEFREE Clip C10

左右自動識別機能があり、イヤホンをケースに戻してフタをし、10秒程度で完了。ケースの右に入れた方が右用に、左に入れた方が左用に自動で切り替わります。この価格で対応してきたのがすごい……!

ただ使用ごとに左右を入れ替えると、クリックボタンの位置が上下入れ替わってしまします。

TRUEFREE Clip C10

自分はボタンが下側に来るのに慣れており、上側に来てしまうと、操作に戸惑いそうです。

一度左右を決めたら、識別機能を活用することはなさそうです。

バッテリー持続時間

公称値は以下のとおり。

  • イヤホン単体 8時間
  • ケース込み 28時間

充電残量が左80%、右87%の状態から、音量20%で約1時間、Rakuten Musicを視聴しました

結果、残量は右が60%、左が77%となり、ざっくり15〜20%程度の消費、連続再生で5〜7時間程度は持つかな、という印象です。実使用のシーンでは公称の8時間には少し届かないかもしれません。

1日中使いたいなら、4時間経ったくらいで、休憩がてら1時間くらい充電するのがよいでしょう。

音量の段階

  • iPhone:0〜16段階(端末操作では0〜16)
  • Android:0〜16段階(端末操作では0〜30)
    ※Xperia 5 IV

静かな環境の場合、音量20%程度が適量だと感じました。

音漏れについても、本当に静かな環境だとこの20%くらいが境目となり、それ以上になると、周囲に人に漏れ伝わる可能性があります。

イヤーチップがついているカナル型と比べたときの、イヤーカフ型の弱みと言えます。

アプリ

アプリでできることは以下のとおり。

  • ゲームモード オン/オフ
  • ダイナミックEQモード オン/オフ
  • タッチボタン 操作カスタマイズ
  • 排水機能(ビープ音を鳴らして、排水を促す)
  • イヤホンの検索(地図、ビープ音)
  • 音声ガイダンスの言語切替(英中独日)
  • EQ(プリセット9種、カスタマイズ、アダプティブ)
    • アダプティブ:聴覚テストによるEQ最適化
  • アンビエントサウンド再生(小川、雨、花火……)

この価格帯でありながら、豊富な機能が用意されています。排水機能といった、他社ではなかなか採用されないものから、音声ガイダンスの言語切替など、きめ細かく対応されています。

遅延

主観ではYouTube動画の視聴であれば、デフォルトでも遅延は少ない方だと感じました。

ゲームモードは0.06秒(60ms)の低遅延とのことで、動画編集にも対応できるくらいのレベルにはなります。もともとの遅延が少ないので、動画視聴用途がメインであれば、オフでも良いかもしれません。

音質

音質の1stインプレッションは以下のとおり。

  • ボーカルがかなり近くに感じられ、臨場感がある
  • どちらかというと硬めだけど、オールマイティに対応できそう
  • 定位感はしっかり感じられる
  • 低音の重厚感、リッチさは感じにくいかもしれないが、イコライザーで調整できる

普段使用している有線のインナーイヤー(NICEHCK YD30)と聴き比べても、その差が分からないくらいに、有線のインナーイヤーでの音楽体験と大差ないと感じました。

またTRUEFREE Clip C10には「ダイナミックEQ」というモードがあります。

専用アプリ連動で360°立体的なサウンドステージを構築。楽曲ジャンルに応じて最適な音質を自動調整

出典:Amazon

とのことで、アプリからオンにすると、低音が強調され、空間が感じられるようになります。少なくとも、デフォルトのチューニングとは別物になるので、好みが分かれそうです。

マイクの音質は以下のとおり。

接続・マルチポイントの挙動

マルチポイント接続に関する挙動は以下のとおり。

操作挙動
端末側からペアリングモードへ移行できない
・ケースに入れ、蓋を開けた状態で蓋のボタンを3秒長押し
電源オン時の挙動前回、電源をオフにしたときに接続されていた
端末(最大2台)に自動で接続
通信圏外に移動して接続解除
→再び通信圏内に戻ったとき
自動で再接続される
A再生中に停止
→続けざまにBを再生
端末によっては切り替えに5秒くらい時間がかかる
(個体差はあるかもしれない)
A再生時にBを再生Bが無音で再生され、Aの再生・出力が継続される
A再生時にBが着信Aの再生が停止し、Bが鳴動
→通話終了後にAの再生が再開し、音声も自動で復帰する
A再生時にBが通知Aの再生は止まらず、Bの通知音は鳴らない
※アプリ、サービス、環境によって異なる
A・B接続時に、登録済み端末C
のBluetooth設定から選択
上書き接続できない。
AまたはB、いずれかの接続を解除する必要あり
マルチポイント接続時のコーデックAACでの接続を確認
(Xperia 5 IV)

再生→停止→別端末で再生の際に、切り替わりに数秒かかることはあります。しかし、秒単位で何度も切り替えて再生するような、非現実的な使い方をしない限りは、安定して動いてくれています。

一点、自分の環境にて。iPhoneとMacでマルチポイント接続時、自宅2階のMacから離れて1階に降りると、接続が解除されたことがありました(他のイヤホンでは解除されないことがほとんど)。接続する端末との相性はあるかもしれません。

TRUEFREE Clip C10、SOUNDPEATS UU、QCY Crossky C30のスペック比較

TRUEFREE
Clip C10
SOUNDPEATS
UU(POP Clip)
QCY
Crossky C30
TRUEFREE Clip C10SOUNDPEATS UUQCY Crossky C30
タイプイヤーカフ型イヤーカフ型イヤーカフ型
カラー・ブラック・ブラック
・パープル
・ベージュ
・ホワイト
・ブラック
・ホワイト
・パープル
重量・片耳 約5g
・ケース+イヤホン 約43.1g
(実測)
・片耳 4.73gg
・ケース込 46.73g
・片耳 5g
・ケース込 42.5g
連続再生・単体:8時間
・ケース込合計:28時間
・単体:最大8時間
・ケース込:最大30時間
・単体:最大5.5時間
・ケース込:最大25時間
充電時間・10分で1.5時間再生・10分で2時間再生・10分で2時間再生
・充電ケース 約120分
充電コネクタUSB Type-CUSB Type-CUSB Type-C
防水IPX5IPX5IPX5
対応
コーデック
SBC / AACSBC / AACSBC / AAC
Bluetooth5.45.45.4
TRUEFREE
Clip C10
SOUNDPEATS
UU(POP Clip)
QCY
Crossky C30
TRUEFREE Clip C10SOUNDPEATS UUQCY Crossky C30
ドライバ12mm径
ダイナミックドライバー
10.8mm径
ダイナミックドライバー
10.8mm径
ダイナミックドライバー
ANC
外部音取込
装着検出
片耳未確認
ワイヤレス
充電
専用アプリ
低遅延
(60ms)

(●ms)

(60ms)
価格4,680円
(Amazon)
6,180円
(Amazon)
6,580円
(Amazon)
発売日2025年3月2025年2月2024年10月
備考・マルチポイント
・左右自動識別
・空間オーディオ
・マルチポイント
・左右自動識別
・マルチポイント
・左右区別あり(固定)

【Clip C10の強み】

  • 価格の割に欠点がない
  • 左右自動識別
  • アプリの機能の豊富さ

【Clip C10の弱み】

  • バッテリーは公称値ほどもたないことも
  • ケースが心もとない

気づいたら、ずっと使っているかもしれない

TRUEFREE Clip C10

イヤーカフ型のワイヤレスイヤホンを、メイン機として使う人は少ないと思います。「ながら聞き」ができるサブ端末として購入されるパターンが多いのではないでしょうか。

「メイン機は別にあるから、そこまでコストをかけたくない」といったとき、ノンブランド品を買うくらいなら、TRUEFREE Clip C10を買ったほうが良い。今回使ってみて、そう断言できます。

とにかく装着が安定しており、違和感がほとんどありません。物理ボタン、IPX5で運動時との相性もよく、音質も「ながら聞き」であれば、十分なクオリティ。この価格なので、ラフに使えるのも良いです。

正に「イヤーカフ型って、こんなんで良いんだよ」という製品。

サブ機と言いつつ、楽すぎて「最近、ずっと使ってる……」ということになるかもしれません。高価な一軍イヤホンを使っている人は、要注意です。

 【読者限定クーポン】

  • クーポンコード:TFC10045
  • 使用できる店舗:Amazon
  • 割引額:5%オフ
  • 期限:2025年5月11日 23:59
    ※期間中に販売ページ掲載のクーポンと併用できます

 

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