日本では2022年8月に発売した、マルチポイント対応の完全ワイヤレスイヤホン「Skullcandy Mod(スカルキャンディ モッド)」。
2022年9月に日本未発売モデルとして「Mod XT」が50%オフの5,000円以下で販売されていたので、すかさず購入。
Mod XT💀
日本未発売モデル
明日まで期間限定 販売✨
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— Skullcandy Japan (@SkullcandyJapan) September 24, 2022
スペックを調べた限り、Modとの違いはないようでしたので、この記事は「Mod」のレビューとして参考にしてもらえれば幸いです。
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「Skullcandy Mod」のスペックシート
タイプ | カナル型 | ANC | ー |
---|---|---|---|
カラー | ・ブラック ・グレーブルー | 外部音取込 | ◯ |
重量 | ・片耳 – ・ケース – | 装着検出 | ー |
連続再生 | ・単体:7時間 ・ケース込:34時間 | 片耳 | ◯ |
充電時間 | ・10分で2時間再生 | ワイヤレス 充電 | ー |
充電コネクタ | USB タイプC | 専用アプリ | ◯ 操作カスタム EQ など |
防水 | IP55 | 低遅延 | ー |
対応 コーデック | SBC / AAC | 価格 | 9,880円 (Amazon) |
Bluetooth | 5.2 |
「Skullcandy Mod」実機レビュー
外観はこんな感じ。
正直な印象は「ケースがデカい!」。
最近の完全ワイヤレスイヤホンは、ケースの小型化が著しく、ここまでごっついものは、久しぶりかもしれません……。
ケースは高級感はないけれど、安っぽさもありません。
後述しますが、ペアリングモードやリセットは端末からできるため、ケースにボタン類はありません。
大きなインジケーターランプは、点灯する色でバッテリー残量を知らせてくれます。
3種類入っているイヤーチップやUSBケーブルにもスカルロゴが。
細かいところまで手が込んでいて、好感が持てます。
装着感
本体のサイズについて。
公式サイトでは「小型」と謳われているものの、それは米国基準であって、見た感じはとくべつに小さいとは感じません。
ただ、見た目からは想像できないくらい装着感は良きです。僕の耳とはかなり相性がよく、片手で回し入れるだけで、吸い付くようなフィット感を得られました。
個人的にはこれまで使ってきたバッズタイプのカナル型の中では、トップレベル。
見た目も、存在感がなく、フィットしています。
そして、その装着感によって得られる遮音性も抜群でした。
ANC機能なしの完全ワイヤレスとしては、相当、遮音性は高いです。空調や屋外の雨の音、車の低いエンジン音はシャットアウトしてくれます。
少なくとも、外を歩くときは外部音取り込みを使わないと怖いくらいです。
操作性
Skullcandy Modは、貴重な物理ボタン式のセンサーを搭載しています。
これは好みが分かれるところですが、個人的には誤操作を防げる&タップミスがない物理ボタンは好きです。
スカルマークが入った面はラバー素材のボタンになっていて、ペチッという確かなクリック感を得られます。
素材感的にもJabra Elite 7 Activeのクリック感に近いものがあります。
ただ物理ボタンの宿命として、操作時はぐいっと押し込むので、圧迫されます。
親指と中指でサイドをつまむと、うまく操作できます。
ボタン操作は以下のとおり。
左 | 操作 | 右 |
---|---|---|
電源オン | 1秒長押し | 電源オン |
電源オフ | 2click+1秒長押し | 電源オフ |
ペアリングモード | 1click+1秒長押し | ペアリングモード |
再生、一時停止、 通話受取・終了 | 1click | 再生、一時停止、 通話受取・終了 |
ボリュームダウン | 2click | ボリュームアップ |
カスタム | 3click | カスタム |
曲戻し | 1秒長押し | 曲送り |
デバイスをリセット | 3秒長押し | デバイスをリセット |
「2click」「3click」「1秒長押し」の操作内容は、アプリから変更できます。
アプリ
アプリの接続には少し時間がかかります。
アプリでできることは最低限。
- イコライザ設定
- モード設定
(音楽/ポッドキャスト/映画/カスタム) - 外部音取り込みモードへの移行
(ボタン操作への割り当てが可能) - ボタンカスタマイズ
イコライザで設定できる音域は5種類と少なめですが、わりと微調整できます。
音質
個人的な印象です。他のレビュワーさんの意見も参考にされたし。
- 評判の通り、低音は特徴的。ドンドンと脳の奥に響くようなものではなく、お腹が満たされる?ようなマイルドな感じ
- 人によっては解像感が低い、中高音域が不鮮明と感じるかもしれない。曲によっては男性ボーカルが埋もれているように感じることも
- 女性ボーカルは、低音をベースにして、しっかりと前に出て来る感じで、聴きやすい
ただし、アプリのカスタムイコライザで、ある程度、自分の好みに調整できます。
外部音取り込み
機械的なホワイトノイズは少なく、不愉快な感じはしませんが、その分、集音性能は高くないです。
また、外出時は風切り音が気になるかもしれません。
通話品質
マルチポイント接続の挙動
個人的に最も重視するマルチポイント接続時の挙動について、詳しく記しておきます。
- 端末からのペアリングモード移行
→左右どちらか1click+1秒長押しで移行可 - A再生時に停止、続け様にBを再生
→切り替えはかなりスムーズな方 - A再生時にBを再生
→Aの再生が止まり、Bの再生に切り替わる
※Aの再生を止める必要なし! - A再生時にBが着信
→Bの着信音が鳴動 - A再生時にBに通知
→Bの通知が鳴動。その後Aの再生に復帰するかどうかは、メディアやアプリによって異なる - A・B接続時にAの通信エリア外に移動してAの接続解除→その後、Aの通信エリアに戻る
→自動では復帰しない(Bのみ接続) - A・B接続時に登録済み端末CのBluetooth設定から「MOD」を選択(オーバーライド接続)
→A・Bいずれかが解除されてCに接続されるときと、接続できないときがある(Cへの接続に成功したとき、AorB、どちらの接続が解除されるかは、その時々によって異なる) - A・B接続時にペアリングモードに移行した上で、端末Cに接続
→Aが解除され、Cに接続
→B・C接続時にペアリングモードに移行した上で、端末Dに接続
→Bが解除
→ペアリングモードに移行して接続した場合は、先入先出接続
動画でもまとめているので、参考にしてください。
今後、値下がりすることがあれば「買い」
個人的にとくに気に入ったのは
- マルチポイントの接続性、挙動が安定していて、便利
- 筐体のつくりがしっかりしている
- 装着感が抜群に良い
- 端末単体でペアリングモードに移行できる
このあたりです。
1万円くらいするイヤホンであれば、クリアして欲しいクオリティは担保されていて、及第点です(偉そうですんません)。
Skullcandyの製品は初めて使いましたが、悪そうなナリをしていながら、真面目な製品でギャップ萌えです。
ただし、音質については、好みが分かれそうです。
日本ではAmazonのレビューの初動でコケてしまっている感があります。
今回、僕が5,000円以下で買ったように、せめて、7,000円台くらいにまで落ち着いてくると、かなり狙い目な1台になりそうです。
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