2024年から始まる「新しいNISA」をSBI証券で運用するにあたり、鉄板とも言える「三井住友カード ゴールド(NL)」を作成しました。
しかし作成して1日も経たずに「別にゴールドじゃなくてよかった」と後悔しました。
その理由を正直にお伝えします。
==この記事の結論==
三井住友カード ゴールド(NL)を作って後悔した理由は、ずばり100万円修行が思っていたよりも面倒だから。
時間も頭のリソースも消費するので、このような行為が好きな人でない限り、スタンダードの三井住友カード(NL)の作成をおすすめします。
三井住友カード ゴールド(NL)をつくった理由
そもそもなぜ三井住友カード ゴールド(NL)を作成したのか。
冒頭でもお伝えしたとおり、2024年から新しいNISAをSBI証券で運用していくからです。
SBI証券には「クレカ積立」というサービスがあり、積立買付に対応した投資信託をクレジットカードで決済できます。
で、住友カードであれば、投資信託の積立に対してポイントが付与されます。
- プラチナプリファード:5%
- 三井住友カード ゴールド(NL)など:1%
- 三井住友カード(NL)など:0.5%
※2023年11月現在、クレジット決済の上限は5万円/月。ただし、2024年から規制緩和によって、上限10万円/月になることが濃厚です。
仮にMAX10万円/月を新NISAに入金できた場合、
- ゴールド (NL):12,000円相当
- 通常カード(NL):6,000円相当
で6,000円分ポイントが多くもらえることになります。
例えば、今後20年間、同じ金額で積み立てて行くとすると、その差額は12万円に。
正直、「年間6,000円」だったら、ゴールド(NL)にしなかったと思います。ただ「新NISAは長期で運用するものだから、チリツモで……」と、自分を納得させてしまいました。
三井住友カード ゴールド(NL)「やめとけばよかった」と思った理由
ずばり、100万円修行が超絶に面倒だからです。
時間だけでなく、頭のリソースも持っていかれます。記事ネタになったから良いものの、間違いなく割に合わない……。
そもそも一般的な同世代よりも支出が少ないことを自負している自分にとって、100万円修行のハードルは高いです。
※100万円修行
三井住友カード ゴールド(NL)で年間100万円を利用すると、翌年以降の年会費(5,500円/年)が永年無料になる。
世の中には「100万円修行のハック」も溢れていますが、どれも自分には「面倒」と感じざるを得ません。
修行対象外、ポイント付与対象外の決済を把握するのが面倒
国民年金、積み立て投資信託、交通系電子マネーへのチャージなど、修行の対象外になる決済があります。
参照 「ゴールドカードへ年会費永年無料でアップグレード」のご案内条件である年間100万円のご利用の対象とならないものはありますか? | 三井住友カード
また、決済に対してポイント(0.5%)が付与されないものもあります。
参照 カードを利用しても、ポイントが付かないことはありますか? | 三井住友カード
まず、これらを把握しておかないといけないのが、面倒です。
楽天キャッシュへのチャージが超絶面倒
例えば三井住友カード ゴールド(NL)で楽天キャッシュをチャージしようとした場合、最短でも
みたいなルートを辿る必要があります。
後述しますが、楽天キャッシュの購入は100万円修行の力強い味方です。でも、こんな面倒な作業、割に合いません……。
Kyash・Amazonギフトにチャージすると資金が拘束されて面倒
100万円修行の効率的な方法として「Kyashへのチャージ(チャージ上限 100万円/月)」「Amazonギフトの購入」が紹介されることが多いです。
でもいずれも決して少なくない資金が拘束されてしまいます。
個人的100万円修行のおすすめ方法
時を戻せるならスタンダードの住友カードを作ります。
それでも三井住友カード ゴールド(NL)を作ってしまったからには、100万円修行は達成しなければいけません。
- できるだけ手間をかけない(効率よく修行する)
- 不要な支出を増やさない
- 資金を拘束されない
この基本方針のもと、修行方法を検討して、実践することにしました。
- とにかくデカく必要な支出で効率を高める
- 楽天証券でオルカンなどの投資信託を毎月5万円積み立てる
1. とにかくデカく必要な支出で効率を最大限高める
- 住民税(PayPay経由)
- 水道代(PayPay経由)
- 固定回線費用(カード)
- 事業経費(カード)
個人的にはこの辺の支払いで効率よく修行を進めていくつもりです。
逆に食費や日用品の支払いなど、細々とした支払いでは修行はしません。この手の取り組みは「しないこと」を決めるのも大事。
2. 楽天証券でオルカンなどの投資信託を毎月5万円積み立てる
これはあまりやりたくないのですが、修行の効率を高めるために、止む無く……。
楽天証券で購入する投資信託の代金で修行分を稼ぐ方法です。
5万円×10ヶ月程度、これだけでざっくり修行の半分を消化できます。
投資信託の購入でも資金は拘束されますが、好きなタイミングで売買できるため、比較的流動性は高いと判断しました。何より「消費」としてお金が減らないのが大きい。
もちろん、投資信託の元本割れ、為替変動リスクはあります。
ただし、住友カード ゴールド(NL)では、直接、楽天証券の投資信託は購入できず、以下のような「ルート」を辿る必要があります。
- 住友カード ゴールド(NL)→
- au Pay プリペイドカード→
- ANA Pay→
- 楽天Edy→
- 楽天キャッシュ→
- 楽天証券でオルカンなどの投資信託を購入
SBI証券の積み立てのために住友カード ゴールド(NL)を作ったのに、何してんねん、という感じですね。
100万円修行でしないこと
- Kyash、Amazonにチャージしない(資金が拘束されるので)
- 1万円以下の日々の買い物では利用しない(効率が悪いため)
「100万円修行中だから」と、すべての買い物で三井住友カード ゴールド(NL)で決済するのはおすすめしません。
修行中であっても、お金が出ていくことに変わりはありませんので。
「1万円以上の支払いは三井住友カード ゴールド(NL)を使う」みたいなルールを決めておくのも良いと思います。
三井住友カード ゴールド(NL)はシンプルにセルフバックでつくるのがおすすめ
インフルエンサーたちは「ポイントサイトがどうたら……」と勧めてきますが、シンプルにセルフバック(自己アフィリエイト)で契約することをおすすめします。
(セルフバックも本質的にはポイントサイトと変わりませんが。)
僕はアクセストレードの「アフィバック」で作成しました。
僕がつくったときは7,000円の還元で、年会費はペイできました。これで十分です。
ただし繰り返しになりますが、今からだったらスタンダードな住友カードを選びます。
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