前回購入したマルチポイント対応のインナーイヤー「Bowie E8」がかなり高評価だったBaseus(ベースアス)のイヤホン。
今回、カナル型・スティックタイプのANC搭載で、マルチポイント対応という「Bowie M2」が発売されたので、さっそく購入しました。
結論、
- 音質が残念過ぎた
- 現時点ではマルチポイントに対応していなかった
と、すごく微妙な体験でした。せっかくなので、共有させていただきます。
※本記事は「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」の下で作成しています。
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Baseus「Bowie M2」のスペック
Bowie M2のスペックシートは以下のとおり。
参考に、前回「神」と評価させていただいた、E8と比較しておきます。
Bowie M2 | Bowie E8 | |
---|---|---|
外観 | ||
タイプ | カナル型 | インナーイヤー型 |
カラー | ・ホワイト | ・ホワイト |
連続再生時間 | ・イヤホン:5時間 ・ケース込:30時間 | ・イヤホン:5時間 ・ケース込:20時間 |
充電時間 | ・約1時間でフル充電 ・10分で120分再生 | ・約1時間でフル充電 ・10分で120分再生 |
充電コネクタ | USB タイプC | USB タイプC |
防水 | IPX5 | IPX5 |
対応コーデック | ー | SBC、AAC |
アクティブ ノイズキャンセリング (ANC) | ◯ (最大42db) | ー |
外部音取り込み | ◯ | ー |
装着検出機能 | ◯ | ◯ |
片耳モード | ◯ (記載はないが利用可) | ◯ (記載はないが利用可) |
ワイヤレス充電 | ー | ー |
アプリ | ・紛失時の呼び出し ・バッテリー残量チェック ・マップで検出 ・タップ操作変更 ・ANC強度のカスタマイズ ・イコライザ設定 | ・紛失時の呼び出し ・バッテリー残量チェック ・マップで検出 ・タップ操作変更 |
価格 | 5,320円 | 4,761円 (実売 約3,300円) |
Baseus「Bowie M2」実機レビュー
今回購入したのはブラックカラー。
ケースの外観は潔いくらいに「AirPods Pro」。
イヤホン本体はスティックタイプのカナル型。
写真では伝わりづらいかもしれませんが、スティック部分はシルバーに近い、鏡面チックな施しがなされており、お世辞抜きでかっこいいです。
スティック部分は円筒というよりは、丸みを帯びた直方体に近いかたちです。
見た目はかなり「できそうな子」で期待が持てます。
装着感
装着感も良好です。
やはりスティックタイプの方が、耳の穴にねじり込みやすいと実感。
音が聞こえる部分(イヤーピース)は楕円形。
2022年4月に発売して話題になっている「JBL Live Free 2」などでも採用されているトレンドで、遮音性は「中の上」といったところ。
また、スティック部分が短く非常に軽いため、ずれ落ちてくるような心配もありません。
というか、ここ数年のイヤホンはどれも耳への収まりが非常によくなりましたね。
アクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)
そもそもの遮音性がわりと高めなので、初めて室内でノイズキャンセリング機能を使ったときは、その性能を大きく感じることができませんでした。
しかし公式でマイナス42dbという強力な性能を謳っているとおり、屋外では確かな効果を感じることができました。
車のエンジン音はそれなりに低減することができます。
また、ANCはアプリによって「室内」「通勤」「室外」の3つのモードの切り替えが可能。
ノイキャンレベルは「室内」<「通勤」<「室外」の順に強くなるように感じました。
先に言ってしまうと、このノイキャン性能に魅力を感じるなら(後述するデメリットを許容できるなら)「Bowie M2」は買っても良いかと思います。
アンビエント(外部音取り込み)モード
ホワイトノイズはそこまで気にならず、自分の声もしっかりと聞きやすくなります。
室内のビデオ会議では、アンビエントモードが重宝しそうです。
「標準」→「アンビエント」→「ANC」のモードを切り替える際に「ドゥーン」「ピピッ」という、日本の製品では絶対に採用されないだろう謎の効果音が鳴るので、初めはびっくりするかもです。
Baseus「Bowie M2」を全力でおすすめできない理由(デメリット)
期待値が高かっただけに、以下の2点は残念でなりませんでした。
- 音質
- マルチポイント
音質がちょっと厳しい
前回紹介したBowie E8は、良くも悪くも低音は「ほぼ鳴らない」ので、人やシーンを選ぶものでした(個人的にはわりと好きかも)。
今回のBowie M2の音質をありのままに伝えると、低音が強いというわけではないけど、とくに中音以上がかなりボヤッとしています。
ただ、Bowie M2にはBowie E8にはなかった、アプリでのイコライザ調整が可能です。
かなり低音を絞ってみることで、少しはマシになったのですが、なんか微妙……(僕の調整がヘタくそなこともあります)。
正直、このイヤホンで楽曲を聴きたいとは思えませんでした……。
マルチポイントに対応してない
そもそも僕がこのイヤホンを買ったのは、マルチポイントに対応しているという記載があったから。
しかし、2台目接続を試みても、なかなか繫がってくれません。
そこで、アリエクスプレスの商品ページを確認したところ、なんと「マルチポイント」の記載がなくなっていました……。
公式サイトを確認しても、その記載が見つからず。
辛うじて別のサイトで当時の記載を発見。
お気づきでしょうか。画像の最下部を拡大してみましょう。
「この機能は後でアプデで対応するから、アプリを先にダウンロードして待っていてね」とのこと。
ただ現在(2022/04/21)のアリエクやBaseus公式のページから、この記載がなくなっていることを考えると、対応しない可能性もゼロではありません……。
期待していただけに残念
「マルチポイント対応」「強力なANC」「カナル型」で、購入時は5,000円以下ということもあり、かなり期待していたのですが、今回は残念な結果になりました。
マルチポイントについては、まだ対応する可能性はあるのですが、「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」によって記事を執筆していることもあり、悠長に待つことはできません。
結論、インナーイヤー型でも問題ないなら、Bowie E8をおすすめしたいのですが以下のような方はBowie M2を検討しても良いでしょう。
- とりあえずANCが最優先
- スティックタイプのカナル型が欲しい
- ポッドキャストなどの視聴が中心で、音楽はほとんど聴かない
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