USB充電器やスマホケースを中心に、日本でも販売を拡大している中華メーカー「Baseus(ベースアス)」。
今回「Bowie E8」という商品が、僕が好きなインナーイヤー型で、しかもマルチポイントに対応しているという情報を得たので、注文してみました。
2ヶ月以上、しっかりと使ったので、中長期のレビューとしてお届けします。
- とにかく安いマルチポイント対応&インナーイヤーを試してみたい人
- ランニングで使えるなら、なおうれしい!
という人には、ハマるかも知れません!
※本記事は「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」の下で作成しています。
Baseus Bowie E8のスペック
Bowie E8のスペックシートは以下のとおり。
Baseus Bowie E8 | |
---|---|
カラー | ・ホワイト |
連続再生時間 | ・イヤホン:5時間 ・ケース込:20時間 |
充電時間 | ・約1時間でフル充電 ・10分で120分再生 |
充電コネクタ | USB タイプC |
防水 | IPX5 |
対応コーデック | SBC、AAC |
アクティブノイズキャンセリング (ANC) | ー |
外部音取り込み | ー |
装着検出機能 | ◯ |
片耳モード | ◯ (記載はないが利用可) |
ワイヤレス充電 | ー |
アプリ | ・紛失時の呼び出し ・バッテリー残量チェック ・マップで検出 ・タップ操作変更 |
価格 | 4,761円 (実売 約3,300円) |
インナーイヤー型ということもあり、アクティブノイズキャンセリング、外部音取り込み機能はついていません。
使って分かったBaseus Bowie E8のいいところ
Baseus Bowie E8のグッドポイントは以下の3点。
- 小ぶりなケースと軽量な端末
- 装着検出が正確
- マルチポイントも普通に使える
小ぶりなケースと軽量な端末|「AirPodsのパチモン」ではない
イヤホン本体は軽量で、インナーイヤーということもあり、長時間付けていても疲れません。
イヤホンの形状は楕円を帯びています。インナーイヤーは合う・合わないは人によりますし、イヤーチップで調整することもできません。
しかし形状的に、AppleのAirPodsを問題なく使える人は、合わないということはなさそうです。
で、お気づきかもしれませんが、これ、第3世代AirPodsとそっくりですよね。
画像引用:https://www.apple.com/jp/airpods-3rd-generation/
「どうせ、よくあるAirPodsのパチモンなんでしょ?」と思うかもしれません。
しかし、驚くべき事実をお伝えしなければいけません。
上の写真の第3世代AirPodsが発売したのは2021年10月、Baseus Bowie E8の発売日は定かではありませんが、少なくとも8月には発表されていました。
↑公式の商品動画の公開日は2021/08/11になっています。
Baseus Bowie E8は第3世代AirPodsよりも先に世の中に出ていました。AirPodsにインスパイアされていることはほぼ間違いないでしょうが、「AirPods(第3世代)の登場を予期していたい」とも言えるのです……!
装着検出が正確
この手の安いイヤホンによくある「装着検出が付いてるけど、机の上に置くと再生が始まってしまう」というような誤認識は、ほぼ起こりません。
この辺りの精度は、以前レビューしたXiaomiの「Xiaomi Mi完全ワイヤレスイヤホン2 Basic」を大きく上回っています。
マルチポイントも普通に使えすぎて驚き
期待していたマルチポイントも普通に使えます。
「マルチポイントって、この価格のイヤホンに付けることできるものなの?」という、素朴な疑問が湧いてくるくらいに、平気な顔して使えます。
純粋にびっくりしました。
Baseus Bowie E8の音質
音質については賛否両論分かれる機種だと思います。
ただし値段が値段であることから、そこまで大きな期待をしてはいけません。
- 人によっては「100均のイヤホンレベル」と感じるかも
- 良くも悪くも「軽い」
- 音場が広い?
- ボーカル、人の声はとても聞きやすい
といった印象です。
低音はほとんど響きません。そのため「スカスカ」「昔のラジカセ」みたいに感じる人がいるかもしれません。
一方でインナーイヤーなので、開放感があり音場の広さを感じました。
ボーカル、人の声がとても聞きやすく、ポッドキャストの視聴にはピッタリです。割と大きめの音量で再生することができるのも、グッドポイントです。
Baseus Bowie E8の微妙なところ
音質は「価格相応」なので、それ以外の部分で微妙だったポイントを紹介しておきます。
- 再生時にいちいち「ぽっ」って音がする
- 単体のバッテリー駆動時間が少し短い
- マイク音声は微妙
音楽を再生、停止する際に「ぽっ」という効果音が鳴ります。慣れれば気になりませんが、最初は少し違和感を感じるかもしれません。
僕は長時間、音楽を聴き続けることはないので、連続再生時間がスペック通り(約5時間)に持つかはわかりません。
ただケースを充電する回数が「Xiaomi Mi完全ワイヤレスイヤホン2 Basic」よりも、少しだけ多いような気がします。
あと、マイクによる入力音質も微妙だと思いました。
↓音声が再生されます。
Baseus の日本で買えるイヤホン
Baseus Bowie E8は、執筆時点では日本では発売されていません(技適も付いてません)。
アリエクスプレスで購入できます。
現状、日本で発売されているBaseusのイヤホンは「SIMU S1 Pro」のみです。
amazonでは3,000円台で販売されています。
この価格でANC、外部音取り込み、ワイヤレス充電と全部入りでコスパはかなり良さそう。
アリエクでは後継の「S2」も販売されています。
「Bowie E8」は日本で発売したら売れる
マルチポイント対応でインナーイヤー型となると、選択肢はかなり限られてきます。
Bowie E8は決して音楽を聴き込むためのイヤホンではありませんが、使い勝手が良く、技適さえついていれば「Xiaomi Mi完全ワイヤレスイヤホン2 Basic」のポジションに代わることができる製品です。
技適をつけて3,000円台でまとめることができれば、日本でもそれなりにヒットしそうな商品だと感じました。
商品の品質はとても高く、信頼のおけるメーカーです。今後の展開に期待しています!
新しいイヤホンと合わせて、ぜひ!
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