2024年の夏から約半年、ロードバイクでUber Eats (フードデリバリー)の配達を行いました。
これから自転車での稼働を考えている人に向けて、「必要なもの」「あったほうがよいもの」「なくてもよいもの」に分けて紹介します。
他の配達パートナーの同様の記事は読んでおらず、バイアスのないリアルな意見をお届けできると自負しています。
最初は「必要なもの」を装備してスタートして、稼働する中で、徐々にアイテムを揃えていくことをおすすめします。
Uber Eats の自転車配達で必要なグッズ
個人的に「これは必須」と感じる、優先度が高いものです。
100均で揃えられるものは見出しに【100均】と入れています。
ヘルメット
自転車で配達するならヘルメットは絶対に被ってください。改めて説明するまでもありません。
ヘルメットを被っていると、お店の人にも配達パートナーだと認識してもらいやすいというメリットもあります。自転車はハーフヘルメットなので、基本的に装着したまま入店して問題ないでしょう。
バスタオル・フェイスタオル(緩衝材)【100均】
食品を固定するための緩衝材として使います。
緩衝材に防寒のアルミシートを使っている人も見かけます。個人的には毎日洗えるバスタオルの方が清潔で安心感があります。
良い状態で商品を運ぶためには地味ながら必須です。
スマホクリップマウント
自転車で稼働する人のほとんどが自転車に取り付けるタイプのマウントを使っています。
ただロードバイクは地面からの衝撃がよりダイレクトに伝わり、スマホへのダメージが大きいので、僕はバッグのショルダーストラップにクリップマウントをつけて携帯しています。
バッグにつけたままでもスマホを操作できますし、スマホ側にネックストラップも付けておくことで、バッグを下ろしたときは、首から下げられます。
半年間使ってきて、走行中にショルダーストラップから外れてしまったことはありません。一度、スマホホルダーの方が劣化で割れてしまい、買い直しました。
この方法を採用している人を見たことがありませんが、ガチでおすすめです。これを紹介したいがために、この記事を書いているまであります。
ウエストポーチ・コインケース【100均】
現金配達を受けるときは、ウエストポーチは必須です。ダサいですが、ウエストポーチがシンプルにラクです。
コインケースも用意しておきましょう。1秒を争う配達時は受け取った硬化は直接、ウエストポーチの中に放り込み、終業後に整理するようにしています。
ミニセロテープ【100均】
お店によっては麺類などの汁物でも、「それ、絶対運ぶのムリやろ」という状態で商品を渡されることがあります。その場合、僕は許可をもらってその場でセロテープで袋をしっかりと止めるようにしています。
(◯か卵とか◯き家は特に注意)
基本的にお店の人は商品を運ぶことまで考えていません。自分たちの業務外のことに想像が及びにくいのは、どんな仕事であっても仕方がないことです。
配達パートナーが自ら対策するしかありません。
自転車ロック【100均】
短時間止めるだけなので、ナンバーロックかつ、小さめのもので良いでしょう。
ロードバイクかクロスバイク
生活がかかっているならロードバイクかクロスバイクで稼働すべきでしょう。
ただでさえ自転車はバイクに比べて報酬が下がります。半年間やっていて、ママチャリで稼働していた人は1人しか見たことがありません。ミニベロもキツイと思います。
自転車保険、個人賠償責任保険
自分のケガへの保険は個人の判断によります。少なくとも相手にケガをさせてしまった場合への備えはしておきましょう。
僕は自宅の火災保険の特約で個人賠償責任補償を付けています。
Uber Eats の自転車配達であると便利なグッズ
以下は無くても稼働できるけれど、配達効率アップにつながるアイテムです。
ダイソーの背中ネット【100均】
ダイソーで販売されている背中ネットは
- 背中とバッグを密着させないことで風通りを良くする
- バッグを平行に保つ
2つの役割があります。自転車稼働(特にロードバイクのような前傾姿勢になる場合)では、できるだけバッグを地面と平行に保つことが重要です。
Uber Eats 公式バッグは肩紐を長くすれば、良い感じに平行になりますが、背中ネットを入れておくと、より安定します。
公式バッグに予め付いているゴムの間に挟むだけで、簡単に装着できます。
スマートウォッチ・スマートバンド
通知を手首のバイブレーションで感知するために、あった方が良いです。
フードデリバリーのアプリ(Uber Eats や出前館など)は、特に複数立ち上げていると、通知音が鳴らないことがあります。
通知を手元のバイブレーションで受信することで、機会損失を防げます。
また最近のウォッチ・バンドは自転車の走行距離を記録できるものが多いです。モチベーションの維持や、稼働効率を分析するのにも役に立ちます。
「配達中」の札【100均】
マンションに配達する際、駐輪した自転車にかけています。撤去されないという保証はありませんが、ご迷惑をおかけしていることを自覚することが大事。
figmaで自作して、100均の硬質ケースに入れています。紐は適当に付けました。
よろしければ、以下の画像を保存してコンビニで写真印刷(30円程度)して使ってください。
インナー保冷・保温バッグ
いわゆる「バッグ・イン・バッグ」です。
自分はウバッグを以下のように使っています。
インナーの保冷・保温バッグは商品を固定するのにも役に立ちます。商品が多いときは外せるように、折りたためるものがおすすめです。
ペットボトル保冷バッグ
2リットルのペットボトル保冷バッグを配達バッグに入れています。
緩衝材にもなりますし、真夏は凍らせた1リットルのペットボトルを入れて、水分補給していました。
置き配シート【100均】
個人的に食事を直置きすることに抵抗があるので、使っています。僕の稼働エリアではマクドナルドは置き配シートをくれることがあります。
100均で売っている可愛らしいワックスペーパーを置き配シートとして使っています。ちなみに置き配シートを使ってチップがもらえたことはありません。
Uber Eats の自転車配達でなくても良いもの
以下は使うのをやめてしまったもの、なくても良いものです。
モバイルバッテリー
自転車で連続稼働できるのは体力、効率の面から最大でも4時間程度です。4時間バッテリーが持つスマホを使えば、モバイルバッテリーは不要です。
自転車稼働は身体が資本。最低限の持ち物で稼働して、できるだけ疲労を溜めないことが大事。
待機中や地図を見なくても目的地へ移動できるときは画面を消灯しておくことで、バッテリーを節約できます。
サイドミラー
特にロードバイクのグリップエンドに付けるような小さいサイドミラー。小さすぎて見えないのと、ミラーを見ることが逆に危ないと感じるときもあり、個人的には無くてもよかったかな、と思っています。
Uber Eats の配達でおすすめの服装
自転車稼働の服装で知っておきたいことは「意外と夏は涼しいし、冬は温かくなってくる」ということ。
夏のおすすめグッズ
夏は常に風を受けているので、暑いですが汗がダラダラと流れてくる感じではありません。ヘルメットの下にインナーキャップを被れば、ヘルメットを清潔に保てますし、汗が滴ることもありません。
また夏は通気性の良い長袖、もしくはアームカバーは必須です。半袖は日焼けで体力が削られます。
冬のおすすめグッズ
冬は走っていれば温かくなってくるので、ダウンよりも薄めの防風ジャケットの着用をおすすめします。
ただ手先は冷たいので、指が出る手袋を使うのがおすすめです。「スマホ対応の手袋」は1秒を争う受注の場面で思うように操作できないことがあり、個人的にはおすすめしません。
Uber Eats の配達でおすすめのスマホ
基本的に一番慣れている、普段から使っているスマホを使うのがおすすめです。
フードデリバリー用にスマホを用意するならば
- 屋外の視認性が高いもの(最低でも1,000ニトくらいは欲しい)
- バッテリー容量が大きいもの(Androidは5,000mAhあると安心)
- ミドルレンジモデル
- カメラの画質が良すぎない
といった点を考慮すると良いでしょう。
特に夏場は直射日光で、いくらハイエンドであっても、動作がカクつくことがあります。逆に発熱が少ないミドルレンジのほうがサクサク動く可能性があります。
あとカメラが無駄に高画質だと、置き配の写真をアップロードする際に通信容量を消費してしまうかもしれません。
これらを考慮すると、iPhoneならバッテリー重視で型落ちのプラスモデル、AndroidならAQUOS senseやPixel aシリーズ、NothingやXiaomiのミッドレンジ辺りが良さそう。
とにかく安く抑えたいなら、ワイモバイルで1円で購入できる「OPPO A3 5G」なんかもいいんじゃないかなぁと思ってます。
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