2026年1月、2024年10月に発売したJBLのエントリーモデル「JBL WAVE BUDS 2」を購入しました。
JBLの完全ワイヤレスイヤホンには音質、接続性でかなり良い印象を持っていたので、期待大。実際に購入して感じたことを共有します。
==この記事のポイント==
- JBL WAVE BUDS 2のメリットをまとめると?
- JBLサウンドを気軽に楽しめるエントリーモデル
- 接続の安定性やANC、外部音取り込み、アプリの使い勝手はさすが大手
- 遮音性の高さ、極限までコンパクト・ミニマムなつくり
- JBL WAVE BUDS 2のものたりない部分(デメリット)は?
- 蓋がないことのメリットを感じられない
- 操作のカスタマイズは柔軟性に欠ける
- オートパワーオフ機能が使いづらい
- JBL WAVE BUDS 2はどんな人におすすめ?
- JBLブランド、ひと通り全部入りのTWSを少しでも安く使いたい人
- コンパクトで遮音性が高いモデルが欲しい人
新しいイヤホンと合わせて、ぜひ!

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JBL WAVE BUDS 2のスペック
以下、スペックは先代モデルにあたる「JBL Wave Buds」と比較。
| JBL WAVE BUDS 2 | JBL Wave Buds | |
|---|---|---|
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| タイプ | カナル型 | カナル型 |
| カラー | ・ピンク ・ブラック ・ブルー ・ホワイト | ・ブラック ・ミント ・ベージュ ・ホワイト |
| 重量 | ・片耳 4.5g ・ケース込 44g | ・片耳 4.5g ・ケース込 43g |
| 再生時間 | ・単体:最大10時間 (ANCオフ) ・ケース込:最大40時間 | ・単体:最大8時間 ・ケース込:最大32時間 |
| 急速充電 | 10分で約3時間 | 10分で2時間再生 |
| 充電コネクタ | USB Type-C | USB Type-C |
| 防水 | IP54 | IP54 |
| 対応 コーデック | SBC / AAC | SBC / AAC |
| Bluetooth | 5.3 | 5.2 |
| JBL WAVE BUDS 2 | JBL Wave Buds | |
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| ドライバ | 8mm径 ダイナミックドライバー | 8mm径 ダイナミックドライバー |
| ANC | ◯ | ー |
| 外部音取込 | ◯ | ー |
| 装着検出 | ー | ー |
| ワイヤレス 充電 | ー | ー |
| アプリ | JBL Headphones | JBL Headphones |
| カスタム イコライザー | ◯ | ◯ |
| 低遅延 | ー | ー |
| 価格 | 6,300円 (Amazon) | 6,600円 (発売時) |
| 発売日 | 2024年10月 | 202年11月 |
| 備考 | ・マルチポイント ・Google Fast Pair ・Windows Swift Pair |
スペックシートを見た段階で感じたメリデメは以下。
- メリット
再生時間・Bluetoothバージョンがアップ、ANC/外部音取り込みに対応 - デメリット
特記なし
JBL WAVE BUDS 2 実機レビュー
今回はフリマで安く出品されていたピンク色をチョイス。
このシリーズは代々、ケースには蓋がついていません。理由はコストカットだと思われます。それでJBL製品が安く購入できるのであれば、ユーザーとしてはメリットを享受できていると思います。ただ蓋がないことで使い勝手に良い影響は1つもありません。
- 蓋がなくなったところで「取り出す操作」が劇的に速く快適になるわけではない
- それより「ゴミやホコリが入りそう」といった余計な心配事が増える
磁石は強く、蓋がないことでイヤホンが飛び出してしまうような不安はありませんが、個人的にはゴミやホコリが入るのがイヤなので、結局、シリコンケースを購入しました。
またイヤホンはケースからかなり取り出しづらいです。
それぞれ内側に指を入れて、外側に転がすように取り出します。結局、この取り出しにくさが「蓋無しでクイックにアクセスできる」というメリットを幻想にしてしまっています。
本体はかなり小ぶりです。イヤホン口は楕円形です。
説明書
クリックで拡大できます。
出典:JBL
装着感
イヤホン筐体は非常にコンパクトです。
個人的には耳への収まりは非常に良いです。筆者の耳では真横になるくらいまでしっかりねじり込むとピタッと固定されます。寝ホンとしてもギリギリ使えそうです。
遮音性は高く、常時はノイズキャンセリング機能はオフで良いくらいです。
操作性
センサーの感度は高すぎるくらいで、初めてでも問題なく操作できました。
デフォルトでは以下の操作が割り当てられています。
【ステレオ(両耳)使用時】
| 左 | 操作 | 右 |
|---|---|---|
| ANC/外部音取り込み/オフ | 1タップ | 再生/一時停止 |
| ・トークスルーモードオン/オフ ・受話/終話 | 2タップ | ・曲送り ・受話/終話 |
| ・曲戻り | 3タップ | ・曲戻り |
| ・ボイスアシスタント ・着信拒否 ・通話中:ミュートオン/オフ | 1タップ+長押し | ・ボイスアシスタント ・着信拒否 ・通話中:ミュートオン/オフ |
| ・ボイスアシスタント ・着信拒否 ・通話中:ミュートオン/オフ | 1タップ+数秒長押し | ・ボイスアシスタント ・着信拒否 ・通話中:ミュートオン/オフ |
| ・ペアリングモード | 1タップ+5秒長押し | ・ペアリングモード |
| ・リセット | 2タップ+5秒長押し | ・リセット |
「ANC/外部音取り込み/オフ」切り替えの「オフ」は、アプリで任意に有効/無効化できます(例えば外部音取り込み←→オフ」のような設定も可能。
アプリからコマンドを変更することもできますが、JBL WAVE BUDS 2の場合、以下の「コマンドのセット」から任意に選ぶように設定します。それぞれの「コマンドセット」の中身を詳細に変更できず、柔軟性には欠けます。
| コマンドセット名 | コマンドの内容 |
|---|---|
| ①アンビエントサウンドの操作 (デフォルト左) | ・1タップ:ANC/外部音取り込み/オフ ・2タップ:トークスルーモードオン/オフ ・1タップ+長押し:ボイスアシスタント |
| ②再生コントロール (デフォルト右) | ・1タップ:再生/一時停止 ・2タップ:曲送り ・3タップ:曲戻り ・1タップ+長押し:ボイスアシスタント |
| ③音量の操作 | ・1タップ:音量+ ・2タップ:音量- ・1タップ+長押し:ボイスアシスタント |
| なし | なし |
例えば左側のイヤホンを「②再生コントロール」に設定すると、「ANC/外部音取り込み/オフ」切り替えはできなくなります。
筆者は左耳だけ、右耳だけのようにランダムで片耳利用をするため、例えばデフォルトだと左耳だけ使用時に再生/一時停止が利用できなく不便です。
端末単体でペアリングモードに移行できるのは非常に便利です。イヤホン側でペアリングモードに移行できれば、接続端末を切り替える際に、現在接続されている端末を操作して接続を解除する一手間が省けます。
端末単体で任意に電源を入切できませんが後述する「オートパワーオフ機能」があります。
オートパワーオフ機能が残念
個人的に気になったのが「オートパワーオフ」機能について。30分/1時間/2時間の中から、設定した時間、再生がないと自動で電源が切れる機能で、アプリから有効/無効を設定できます。
この機能、一見、バッテリーを節約できて便利そうなのですが、JBL WAVE BUDS 2は単体で電源をオンにできないため、電源が切れてしまうと次に使うときに、一度、ケースにイヤホンを戻す必要があります。
例えばパソコン前で作業をしているときなど、数十分から数時間、音声を出力せずに待機していることはよくあることで、使いたいときにケースに戻さなければいけないのは本末転倒です。
ならば寝ホン用途で自動で電源が切れるメリットを活かせないかとも考えたのですが、電源が切れるときに「パワーオフ」のようなアナウンスが流れてしまうため、その用途にも適さず……。
オートパワーオフ機能の使いどころは難しく、「端末単体で電源入切」に対応してくれていたほうが使い勝手は良かったな、と思います。
バッテリー持続時間
公称値は以下のとおり。
- イヤホン単体 最大10時間(ANCオフ)
- ケース込み 最大40時間
音量35%程度、ANCオフで約1時間、YouTube音源を流した結果、左が100%→80%、右が90%→80%までバッテリーを消費しました。
ざっくり1時間で15%程度の消費と考えると、今回の環境では6、7時間の連続再生が妥当だと思われます。
音量の段階
- iPhone:0〜16段階(端末操作では0〜16)
- Android:0〜16段階(端末操作では0〜25)
※Google Pixel 8a
アプリ
アプリでできることは以下のとおり。
- ANC/アンビエントアウェア(外部音取り込み)/トークスルー(会話モード)の切り替え
- オーディオモード/ビデオモードの切り替え
- タッチ操作のカスタマイズ
- 音声プロンプトの言語設定
- イコライザー設定(6種類+カスタムEQ)
- 左右のバランス調整
- 最大音量のリミッター機能
- 通話中の自分の声の大きさの調整(ボイスアウェア)
- リラックスモード(5種の環境音の再生)
- イヤホンを探す(ビープ音鳴動)
- スタンバイモードオン/オフ(15分操作なしでANCがオフ)
- オートパワーオフ機能オン/オフ
- ファームウェアアップデート などサポート
ANC(アクティブ・ノイズキャンセリング)
ANCは両耳装着時のみ有効にできます。
個人的な感覚としてはしっかりとANCの効果は感じられました。遮音性が高く普段はANCは使わないと思いますが、車の低い走行音や空調の音はしっかりとかき消してくれます。人によっては少しツーンとする感覚があるかも。
外部音取り込み
すごく自然な感じではありませんが、十分、その役目を果たします。
JBL WAVE BUDS 2には通常のアンビエントアウェアモード(外部音取り込み)に加えて、トークスルー(会話モード)もあります。
いずれも外部音を取り込む機能ですが、トークスルーの方が、より自分の発した声がハッキリと聞こえます。
遅延
JBL WAVE BUDS 2には音質を優先する「オーディオモード」と、リップシンクを優先する「ビデオモード」があります。
YouTube試聴ではオーディオモードでも遅延は限りなく少ないと感じました。がっつり映画を観るときなどでない限りは、普段はオーディオモードで使用すればOKです。
音質
- 解像度、輪郭のくっきり感は思っていたほどでもなかった(JBLとして期待し過ぎていた)
- 低音の響きが上質
- 空間を感じる
アプリで6種のイコライザーとカスタムにも対応しているため、デフォルトに不満があっても、ある程度は自分好みの音質に仕上げられます。
マイクの音質は以下のとおり。
接続・マルチポイントの挙動
マルチポイント接続に関する挙動は以下のとおり。
| 操作 | 挙動 |
|---|---|
| 端末側からペアリングモードへ移行 | できる! 左右どちらかを1タップ+5秒長押し |
| 電源オン時の挙動 | 前回、電源をオフにしたときに接続されていた 端末(最大2台)に自動で接続 |
| 通信圏外に移動して接続解除 →再び通信圏内に戻ったとき | 自動では再接続されない |
| A再生中に停止 →続けざまにBを再生 | 端末によっては切り替えに4秒〜5秒くらいかかる 若干遅い |
| A再生時にBを再生 | Bが無音で再生され続ける Aの再生と出力が継続される |
| A再生時にBが着信 | Aの再生は止まらず無音になり、Bが鳴動 →通話終了後にAの音声に自動で復帰する |
| A再生時にBが通知 | Aの再生は止まらず、Bの通知音は鳴らない ※アプリ、サービス、環境によって異なる |
| A・B接続時に、登録済み端末C のBluetooth設定から選択 | 上書き接続できない。 AまたはB、いずれかの接続を解除する必要あり |
| マルチポイント接続時のコーデック | AACでの接続を確認 (Google Pixel 8a) |
個人的には端末側からのペアリングモードへの移行に対応していたのがグッドポイントでした。複数端末で運用するユーザーにとってはこれがあるとないのとでは使用感がけっこう変わります。
一方でA・B接続時に、登録済み端末CのBluetooth設定から選択による上書き接続に対応していなかったのは意外でした。過去にレビューしたJBLのモデル(JBL Live Free 2 TWS)では対応していたので今回も期待していただけに、残念。
大手ブランドの安定感あるTWSとしてコスパは良い
==この記事のポイント==
- JBL WAVE BUDS 2のメリットをまとめると?
- JBLサウンドを気軽に楽しめるエントリーモデル
- 接続の安定性やANC、外部音取り込み、アプリの使い勝手はさすが大手メーカー
- 遮音性の高さ、極限までコンパクトなつくり
- JBL WAVE BUDS 2のものたりない部分(デメリット)は?
- 蓋がないことのメリットを感じられない
- 操作のカスタマイズは柔軟性に欠ける
- オートパワーオフ機能が使いづらい
- JBL WAVE BUDS 2はどんな人におすすめ?
- JBLブランド、ひと通り全部入りのTWSを少しでも安く使いたい人
- コンパクトで遮音性が高いモデルが欲しい人
JBLサウンドを気軽に楽しめるエントリーモデル「JBL WAVE BUDS 2」。実売6,000円台、セールや中古を狙えばさらに安く購入できます。
物価高の中でメーカー品のワイヤレスイヤホンがどんどんインフレしている中で、おそらく今後、この価格帯で購入できることはなくなると思われます。
安定感や機能性はさすがJBL、音質もエントリーモデルを検討しているユーザーにとっては十分なものだと感じられるでしょう。
オートパワーオフ機能が使いづらかったり、蓋がないことによる恩恵を受けにくいなど、もう少しユーザーの使用環境を想定してくれたらよかったな、というのが本音。
とは言え、この価格帯で失敗しないモデルを、という要望に対しては、派手さはないものの自信をもっておすすめできる製品だと感じます。
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