3月末に退職するための準備として、2月から本格的にLancers、Crowdworksで主にライティングの業務を受注して作業している。
結論、2月の1ヶ月で稼ぐことができた金額は、Lancersで15,328円(サービス手数料を除いた金額、以下同じ)、Crowdworksで5,425円、合計20,753円でした。
これ以外に検品中(納品はしたが、まだ支払いが確定していないもの)もの数案件ありますが、完了ベースでカウントしています。
作業時間は150時間
2月は休みなしで走り切りました。平日は本業の終業後、3〜5時間、土日祝は1日8時間、業務に取り組みました。時間にして130〜150時間は業務に割いたのではないでしょうか。時給換算すると138円です。はい、お疲れ様でした。
これだとほとんどの人は続かないでしょうね。世の中にはもっと割の良い仕事が沢山あります。というか、労働というくくりの中でこれ以下の仕事なんてないでしょう。
それではクラウドソーシング1ヶ月目でやったことと感じたことを残して置きます。同じ境遇の人にとって参考になれば嬉しいです。
最初の1週間は書くことすらできなかった
最初はとにかく節操なく案件に応募をしまくっていましたが、クラウドソーシングサービスの評価も「ゼロ」から始まるので、1週間ほど記事を書くことができませんでした。
これはかなり焦りましたが、でも1件でも取れることができれば、そこからは応募の通過率も上がりました。最初の1件はゼロ円でもいいのでやる、あとで回収できるから、と思って作業をしました。
文字単価は1円以上案件に絞った
最初はもう少し落としていましたが、さすがに途中で文字単価1円以上の案件だけに絞りました。あそこで上げていなかったらもっとひどい結果になっていたと思います。
とは言うものの、初めて業務をさせていただくクライアントさんばかりなので、最初の案件はテストライティングということで文字単価が1円を割る場合がほとんどです。
「ぜひ、次もお願いします」の一言は必ず伝えた
まずテストライティングの機会をいただけたことに感謝する。そしてまたの機会があればよろしくお願いします、ということを、社交辞令ではなく本気で伝えた。
どうしても書ける文章には得意不得意があるので、少しでも効率よく書ける案件や分野のクライアントさんには、積極的に声をかけた。その方が、結果的に読者のためにもなると思うので。
執筆以外に時間が取られる
仕事を自分で取らなければいけないので、執筆と並行して応募もします。1日に30分はとられてしまいます。また業務が溜まってくると案件ごとの進行の管理にも時間を割かれます。
時間の限界を感じる
冷静になって、1文字1円で書き続けていたらダメだ、と思えました。
だから私は少しでも早く、クラウドソーシング以外の場所で仕事をもらえるようにと思って取り組んでいます。いつまでもここにいてはいけないって感情が芽生えてくることが、サラリーマン時代と全く同じで笑えました。
これ一本で食べていくというのはなかなかハードです。ハードというか、物理的に無理です。時間は有限なので。クラウドソーシングサービスだけで食べているように見える人も、それ以外の収入が必ずあります。
これだけで食べていく、とは思わないことが大事。
クオリティは下がる
最初なのでできるだけ満足してもらえるクオリティのものをつくりたいと思っています。でも言ってしまったら申し訳ないですが、文字単価1円、時給1,000円くらいでそこまでのものを求められても、なかなか難しいです。限られた時間の中で文章を書くということは試験の論述に近いと思います。どこかで妥協をしないといけません。
そこを妥協できない人はクラウドソーシングで文章を書いて食べていくのは向かないのかなと思います。
あと、文字単価1円で募集を行っているクライアントさんは、正直、そこまでのものを求めていないと思います。クオリティよりも、書いて欲しい文章を少しでも早く納品してほしい、という方が多いと思います。自分のこだわりと相手のニーズを汲み取って「そこそこ」を狙えるライターも必要とされているはずです。
正直、したくない仕事もしています。でも不思議な事に、全く興味がないことであっても、調べたり書いている内に楽しくなってくることもあります。
繰り返しになりますが、ものを書いて食べていくならば、ここ以外の場所で生きていくことを目指して行かねばならないと思っています。でも実績をつくるのに、クラウドソーシングサービスはいい場所だとも思っています。
覚悟を決めるのに十分な経験ができた1ヶ月間でした。
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