先日のAmazonのタイムセールで、いろんなところでブロガー、Youtuberさんが絶賛してるANC(アクティブノイズキャンセリング)搭載のBluetoothイヤホン「EarFun Air Pro」を買いました。
これまで使っていたAnkerのSoundcore Life P2のペアリングの調子が悪かったこともあり、乗り換え先を探していました。
しかし、記事タイトルの通り、乗り換えようとしてやめました。
この記事では両機の比較をして、実際にEarFun Air Proを使っていいな〜と思ったところ、思ってたのと違ったところを紹介します。
あと、比較ではないんですが、
- EarFun Air Proのノイズキャンセリング機能が効かない
- Soundcore Life P2の左右ペアリングがいつも解除されてしまう
といった2つの問題を解決した方法もシェアするので、参考にしてください。
EarFun Air Pro vs Soundcore Life P2のスペック比較
両機のカタログ上のスペックを比較してみます。
EarFun Air Pro | Soundcore Life P2 | |
---|---|---|
重量 | ケース込:42g | ケース込:62g |
カラー | ・ブラック ・ミルクホワイト | ・ブラック ・ホワイト ・ミントグリーン |
ドライバー口径 | 10mm | 6mm |
連続再生時間 | ・イヤホン:9時間 (ANC時:7時間) ・ケース込:32時間 | ・イヤホン:7時間 ・ケース込:40時間 |
充電時間 | 10分で120分 | 10分で60分 |
充電コネクタ | USB タイプC | USB タイプC |
防水 | IPX5 | IPX7 |
対応コーデック | SBC、AAC | SBC、AAC、aptX |
アクティブノイズキャンセリング (ANC) | ◯ | ー |
外部音取り込み | ◯ | ー |
装着検出機能 | ◯ | ー |
片耳モード | ◯ | ◯ |
EarFun Air ProにはANCや外部音取り込み、装着検出などの、Soundcore Life P2ではカバーできてない機能があります。
一方、Soundcore Life P2は防水(IPX7)、対応コーデック(aptX)でEarFun Air Proを上回っています。
使ってみて感じたEarFun Air Proの良いところ
EarFun Air Proを使ってみて感じた良いところを紹介します。
短いから落ちない
両機の外観を比べてみると、EarFun Air Pro(上)の方が、かなりコンパクトなのが分かります。ざっくり見た目、30%くらいLife P2よりも小さいです。
公式の着用のイメージを見ても、EarFun Air Pro(上)の方が収まりがいいですね。
↓EarFun Air Proの装着イメージ
↓Soundcore Life P2の装着イメージ
Life P2は下を向くと、重力でイヤホンがズレてくることが悩みでした。家の中で家事をしながら使っていると、落ちることがよくありました。
EarFun Air Proは耳にすっぽりと収まってしまうので下を向いても頭を振ってもズレてくることはありませんでした。
今まで「うどん型は自分の耳には合わない」と思っていた人も、EarFun Air Proだったら、しっくりくるかもしれません。
音質は十分だけど、僕にはLife P2との差がわからない
音質については素人なんであまり詳しい説明ができないのですが、聴き比べてみたところ、びっくりするくらい違いがわかりませんでした。
「低音が響く」とか「解像感」とか、少しは違いがわかるかな〜と、期待してたんですが、僕の耳では差異を確認できず。
両者はかなり似通った音質じゃないかな?というのが僕の感想です。Life P2は値段の割には音質がいいコスパモデルとされているので、音質アップを目論んでいるなら、EarFun Air Proでは満足できないかもしれません。
ちなみに、ドライバーの口径はLife P2が6mmであるのに対して、EarFun Air Proが10mm。一般的にドライバー口径が大きいほど音質が良くなり、高音が苦手になります。
しかし、その差はわかりませんでした。
PodcastやYoutubeの視聴くらいなら、どっちも十分な音質だと思います。
EarFun Air Proの微妙だったところ(LifeP2と比較して)
実際に使ってみて、これは微妙かも!と思ったところを、LifeP2と比較しながらお伝えします。全部で3点ありました。
装着検出機能でテーブルに置くと再生が始まる
EarFun Air Proには耳に付けると自動で再生が始まり、外すと再生が止まる「装着検出機能」があります。
8,000円弱のこの価格帯で装着検出が付いているのは貴重です。
これ、便利なんですが、かなり致命的なところがあって。テーブルにイヤホンを置くと、耳に装着したと誤認されて、再生が始まってしまうことがあります。
少しだけテーブルに置いておきたいシチュエーションってわりとあると思うんですが、これは不便ですね。
本体タップには少しコツがいる
これは慣れれば大丈夫なのかもしれませんが、本体をタップして操作するときは、少しコツがいります。
EarFun Air Proは物理ボタンではなくセンサータイプなのですが、「トントン」と弾くようにセンサー部分をタップしないと、うまく認識しません。
引用元:https://fcc.report/FCC-ID/2AVIT-TW302/4934692.pdf
左耳を3回タップすることで「ノーマル」→「ANC」→「アンビエント(外部音取り込み)」とモードを切り替えられますが、装着したままでの3回タップは最初はなかなかムズかしく、思うような操作ができませんでした。
端末側で電源オフ・ペアリング解除ができない
個人的には、これがネックになりました。
LifeP2の場合、
- 物理ボタンを長押しで、ケースに戻さなくても電源をオフにできる
- 電源オフからボタンを長押しで、直前に接続していた機器からBluetoothを解除してペアリングモードに移行できる
この2点が、めちゃ便利でした。
僕は自宅で作業しているときに、iPhoneとMacで接続を切り替えることが多々あります。
その切り替えの度にiPhoneやMac側でわざわざ接続を解除しなくても、イヤホン側から解除できて接続し直せるので重宝していました。
EarFun Air Proの場合、切り替えようとすると、
- 現在、つながっている機器(iPhoneやMac)側で、接続を解除してペアリングモードにする
- もう片方の機器に接続する
という手順になり、今つないでいる機器と新しくつなぐ機器、それぞれで操作しないといけません。
これが僕の用途には合わず、やむなく、乗り換えることを辞めました。
Apple製品間での切り替えなら、やっぱりAir Pods Proが最強ですが、いかんせん高いんですよね。そんな人には5,500円程度で買えるBeats Flexとかいいかもですね。買うつもりです。
EarFun Air Proのノイズキャンセリングがまったく効かない→付け方の問題で解決しました
僕はこれまでANC(アクティブノイズキャンセリング)を体験したことがなかたので、今回、EarFun Air Proで初めて使えるのを楽しみにしていました。
しかし、いざ使ってみると、ノーマルモードとの違いがまったくと言っていいほどわかりませんでした。
しかし、僕はこのときに2つの失策をしていました。
- ANCが完全に外部の音をシャットアウトするものだと思い込んでいた
- 根本的にイヤホンの付け方が間違っていた
ANCは完全に外部音をシャットアウトするものではない
まず、ANCについては、あくまで外部のノイズを低減するものであって、水中に入ったように完全に「シーン」となるものではありません。遮音だけを求めるなら耳栓の方が効果があると思います。
このearFun Air Proは、特に低音のノイズ(乗り物や空調の低周波数帯の騒音)に対して、最も効果を得られると説明されてます。
確かに、以下の方法で正しく装着したあとでは、Youtubeで再生した飛行機のエンジン音がスパッと低減されたことを実感できました。
根本的にイヤホンの付け方が間違ってた
説明書にも「正しく装着しないと、ノイズキャンセリングの効果が得られない」と説明がありましたが、ろくに確認もしてませんでした。
それで、サポートに問い合わせてみたところ、以下の正しい装着方法を教えていただきました。
- 装着する耳たぶの上の方を持ち上げてイヤホンを挿入
- さらにイヤホンを回転させながら中に押し込んでいく
僕はこれまで、Life P2などのうどん型を使うとき、②の「くるっと回す」ことはしてましたが、①はしてませんでした。
半信半疑で①のように耳たぶを上に引っ張って入れてみると…。めっちゃノイキャン効きました!!
しかも、これをLife P2でも試してみると、これまで1年近くしっくりきてなかった装着感がびっくりするくらい改善しました!
この装着方法をしていないすべての人は、一度試してほしいです。どれだけ頭を振ってもずれて来ませんし、遮音性も劇的に向上します。
本当にEarFunのサポートさんには「初期不良だと疑ってごめんなさい」の気持ちと「正しいイヤホンの付け方を教えてくれてありがとう」という気持ちでいっぱいです。
Life P2で左右ペアリングが解除されてしまう問題の解決方法
本文には直接関係ありませんが、後日談として。
それまでSoundcore LifeP2で、左右のペアリングが解除されてしまい、端末側でも認識されなくなることに、とても悩んでいました。
- ケースから取り出すと右のイヤホンが左右ペアリングモード(ゆっくり点滅)になってしまい、自動で機器に接続されない
- 機器側(iPhoneやMac)でも、度々「このSoundcore LifeP2は利用できないようになっているので、接続を解除し直してください」と出るようになる
ということで、毎回ペアリングし直すことが、かなりストレスでした。
中には、同じような症状で悩んでいる人もいると思いますが、この解決方法は見つけました。
イヤーピースを交換してませんか?もしかしたら、正しくケースに収まってないかもしれません
僕は半年ほどまえに、よく耳から落と原因がイヤーピースにあると思い、別の低反発のものに交換してたんですが、ちょうど、その頃から上記のような症状が出るようになりました。
結論、イヤーピースを交換したことで、毎回、正しくケースに収納できていなかったことが原因で、毎度、左右ペアリングが解除されてしまっていました。
もしかして、と思ってイヤーピースを附属の純正のものに変えると、以後、左右ペアリングが解除されてしまうことはなくなりました。
もし、イヤホンを収納したときに、ケースがピッタリしまってないなら、充電できていたとしてもこれが原因の可能性大です。
これも、悩んでいる人は、一度、確認してみてください!
EarFun Air Proの「コスパ抜群」は正しかった
最初、ANCの効果を感じられなかったときは、世の中のすべてのブロガーやYoutuberを疑いました。
しかし、正しい装着方法によって、その効果は劇的に改善されますので、もし僕と同じ様に「ノイズキャンセリングがノーマルモードと全く同じ!」と思った人は、試してみてください。
僕はBluetoothの切り替え方法が用途と合わなかっただけですが、もし、そこまで切り替えが多くない人なら、ほんまにコスパはいいと思うのでおすすめします!
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